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💗視点
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俺たちは誰か一人でも欠けたらSnow Manじゃなくなるんだ
昔から大事にしてきたこと
その言葉通り
俺の行方不明のニュースが流れてから、解散の言葉はなかったが活動休止の状態に追い込まれた
テレビで揃っている姿を見る事もなくなり、各々がいた場所には後輩や他事務所の若手アイドルたちが収まり、内心穏やかではいられない
水物とされるこの業界は移り変わりが激しいから、ポジションチェンジなどあっという間だ
それぞれにドラマや映画、舞台などで活動しているが素の、何者でもない姿が見れないのはやはり寂しい
だからずっと
その寂しさや未練を隠して過ごしてきた
そんなある日
楽しみにしていた新アニメを見たい
と、テレビ前にスタンバイ中の俺と、そんな俺を後ろから抱える蓮は軽く晩酌中
グループ仕事がなくなり時間に余裕が出来て、蓮の精神も安定してきた
やはり一番の原因はストレスなんだろうな
真面目すぎるヤツだから
「どんなアニメなの?」
進んで見る事はないが、俺の好きなモノには興味を示してくれる蓮
「少女漫画なんだけど、前から見てて」
「好きだねぇ」
「好きだよ!!少女漫画は少年誌にない魅力があるんだから」
早口で捲し立てる俺を蓮が優しい目をして見てる
「はいはい」
連は宥めるようにポンポンと俺の脇腹を叩いた
後ろから俺を抱える時、いつも腹辺りに腕を置くからなんだけど、そこポンポンされるとちょっと擽ったい
身をよじりながらチャンネルを変える
そこに映し出されたのは終了時間間際のニュース番組
「…あべちゃん…」
思わず呟く
映っていたのはきちんとスーツを着て、真面目な顔をしたあべちゃんだった
久しぶりに見る姿に、たった3ヶ月なのに懐かしさを感じる
あべちゃんは最後に、と
俺の情報提供を呼び掛けてから、締めの挨拶をした
「あべちゃんはやっぱり、佐久間くんのこと、大好きだね」
ぞくりとして、身が竦む
軽く身体が震えたのを感じ取ってか、蓮が苦笑したのが分かる
「大丈夫だよ」
自分の方に引き寄せて、俺の耳元に顔を寄せた
「もう、あんな風に抱いたりしないから」
蓮は嫉妬深い
俺をこんな風に閉じ込めるぐらい独占欲も強い
そんな蓮に俺は犯された事がある
ここに閉じ込められて数日はアニメや映画、ドラマを見て過ごしていた
仕事に追われ、なかなか観る時間がなかったから
蓮が帰ってきた時、たまたま観ていたのがあべちゃんが出ていたドラマで
『俺、このあべちゃん好きなんだよね』
そんな一言が引き金だった
特別なにかを思った訳じゃない
ただの独り言だし、役があべちゃんにあっていただけ
なのに
蓮が俺に向ける好意を甘くみていた
痛い目をみてわかったんだ
蓮は特にあべちゃんをライバル視してるって
思わずビクついてチャンネルを変える
今さらだけど
画面に映ったのはアニメ
「…あ」
見覚えのある作画
そうか…もう、始まってたのか…
「佐久間くん?」
蓮の顔が近くにあるのに声が遠くに聞こえる
ある男女の会話
男が話し出すタイミングで俺の口から同じ台詞が零れた
役が今一掴めなくて何度も繰り返したから覚えてる
「そっか…梶くんになったのか」
光栄だな
俺の代わりが梶くんなんて
3話までしか録れなかったもんなぁ
そりゃ代役なんてすぐつくよなぁ
じわぁっと涙が込み上げてきた
何度も何度も落ちたオーディションを思い出す
その中から掴みとった役
「佐久間くん!!」
ぐいっと自分の方に顔を向けられた
焦点がすっと蓮を捉える
「…ん?なに?何の話だっけ」
慌てて繕おうとしたけど、ぽろりと涙が零れた
「あー…あは、ごめん。これさ、俺がやるはずだったんだ」
蓮の顔が曇っていく
「ごめん…ごめん…」
後ろから抱き締める力が強い
蓮の謝る声が震えていた
「いいよ」
蓮に身体を預けて
俺の腹辺りで縋るように交差する腕を叩く
「でも、なんかアニメ見る気分じゃなくなっちゃったな」
リモコンでテレビを消したら
真っ暗な画面に映り込む蓮が泣きそうで、俺はその頭を撫でた
「なぁ、悪いと思うならさ…忘れさせてよ。得意でしょ」
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後はご想像にお任せして
瀬良はどろん|⁼³₌₃ サッ
ウソ、メインストーリー終わったらエチエチも書く予定-w-w