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私の名前は、ミコ。
とある山奥に住む神様だ。
今年で315歳になる。
なぜ私がこんなところで暮らしているかというと、それはとても深い理由があるのだけれど……簡単に説明すれば「人と関わることが面倒くさいから」である。
人は皆、自分の価値観を基準にして他者を判断する生き物だからね。
ちょっとしたことで勝手に敵視したり妬んだりするものだ。
中には優しくしてくれる人もいるけど、そういう人に限って、たいがいの場合は腹の中で何かしら企んでいることが多い。
それが人間というものなのだ。
私は、そういった人間の醜さを嫌と言うほど見てきた。
もううんざりだ! これ以上、あいつらと一緒にいたくはない!! わたしは一人で生きていくんだ!!! そうさ。それが正しい選択なんだ……。
そうやって、ずっと独りで生きてきていたじゃないか? 誰かとともに生きることなどできないのだ。
お前は一人なのだよ。
だが、それではあまりにも哀しいではないか? そうだ。それはあまりにも淋しいことだぞ。
だったら、どうすればいいっていうんだよ!? 答えはすでに示されているだろう。
わたしたちは、もともと一つだったんだよ。
だから、こうして再会できたんだね! きみと一緒にいたときから、ずっと思っていたよ。
わたしたちの相性はとても良いはずだって! ああ、やっと一緒になれたんですね! これで、あなた様のお役に立てるというものです。
お姉ちゃん? ねえ、お姉ちゃん!? どうして返事をしてくれないの? あのね、ボク、すごくうれしかったんだよ! こんな風に、また会えるなんて思ってなかったもん!! ふーん。まあ、そういうこともあるかもね。
じゃあさ……俺のこと助けてよ! だって、お前強いじゃん? なあ、頼むよ〜! 友達だろ!? そう言って差し出されたその手は、 どんなに強く握っていても、いつか離れていった。
人は変わるものだからね。
僕も君と同じだったんだよ。
だから今はもう大丈夫。
さよなら……また明日。
いつもそばにいた。
大切な人なのに、 いつの間にか見えなくなっていたんだ。
俺はさ、ただ一緒にいたかっただけなんだぜ? あいつらみたいになりたかっただけで……。
お前まであんな奴らの肩持つのかよ? ふざけんなっ!! 僕は……ただ……。
どうして分かってくれないのかなぁ……。
こんなことするつもりなかったんだけど。
こうなった以上、仕方ないよね? 君が悪いんだよ。
全部君のせいだ。
ごめんなさい、私のせいです……。
なんで謝るんですか? 私のことは放っといて下さい……。