テラーノベル
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書きたいとこだけ書いたもの。
脅威+メンバーの詰め。
雑多。
バドエンハピエンメリバ、詰め詰めです。
mb視点も、彼等の視点も様々。
長いも短いも色々と。
彼等の色、個性の様に多種多様な物語をじっくりとお楽しみくださいませ
【ネオン街、常に光り続け】mb視点
赤色、桃色、黄色、水色、黄緑色、橙色。様々な色に包まれていた。十五色の光は消える事を知らず、爛々と光続けていた。
「綺麗…」
思わず白い息と共に声を出してしまう。キラキラと光を包み落ち溶ける白い雫も、こんなに綺麗な所で溶けれて嬉しかろう。口の両端は上へ上がり、笑みが溢れる。ふと後ろを見ていると、十五色が目に入った。
「、!」
黒色の服。赤色のマフラー。緑色の服。白い帽子。黄緑色の服。水色のマント。黄色の服。全部の色が動いていた。空にも舞い上がる様な高い声だったり、地を這う低い声。楽し気にケタケタ笑い、細く広い道を横切る彼等に目を奪われた。
「…あ、れ?」
ふ、と現実に戻った感覚がした。辺りを見ると目を刺すような眩い光。だがそんな光もまた美しい。
「ッやば!?」
時計を見ると既に子供が家へ帰る時間だった。だがいつもの憂鬱な感覚は無く、とても気楽だった。
「よし…ッ!」
重い荷物をもう一度持ち、我が家へと足を向ける。
明るい光に包まれ、己の心も明るくなる。
さぁ、我が家へ帰ろう
【しあわせな夢とは欠けたあの子】em視点、教授+脅威
ふわり、ふわりと美しい羽を動かし羽ばたく蝶。己の周囲を見渡すと、辺りは白くも灰色でもあり、夥しい程の蝶が舞っていた。
「ッ、は?」
冷や汗が頬を伝う。確かに蝶は美しいが、こんなにも集まると恐怖を感じてしまう。その羽は美しい藍色だが、どこか濁っていた。逃げなければいけないのに、逃げれない。怖い、怖い、怖い、怖い。
ふと、蝶の色が変わった
その色は真っ黒で、ペリドットの様な瞳がその羽にはあった。ひゅ、と声にはならなかった空気が口とから出る。なんだコレは。認識しようにも認識できない。恐怖を感じるなのに、高揚感を感じる。分からない。なんだこの感覚は。未知の感覚に苛まれ、探究欲が刺激される。昔から知らない事を知るのが好きだった。知ったら駄目だと脳が警告音を鳴らす。それでも止まれず、蝶の形をしたナニカに手を伸ばした時
『エーミールッッ!!!』
思い切り腕を後ろへ引かれ、意識を落とした。
「ぅ、ァ…?」
目を開こうとするが、布らしきものに抑えられる。包帯だろうか。鼓膜に届くのは規則正しい電子音。体は横になっていて、少しふかふかとした平たいものに横たわっている。恐らく医務室だろう。すると何人もの声が一気に聞こえてくる。
「エーミールッ!お前起きたんか!?」
「エミさん!!」
低い声、大きな声。その声には聞き覚えがあった。自身の悪友達だ。だが先程聞こえた声はしない。あの声の主人は、確か…
「ぞ、むさ…んはッ”…」
声が上手く出ない。かなりの時間を寝ていたのだろう。それにしても何があったのか思い出せない。
「…ゾムは、ここに居たよ」
ベッドの様にふわふわとした声、だがその声は悲痛な声だった。居たとはどういう事だ。嫌な予感がする。すると己の手を掴まれ、冷たいものに当てられる。それは手だった。
「ぁ」
あの子だ。大事な教え子。大事な末っ子。傷特有のざらりとした感覚。この感覚、よく覚えている。少しずつ記憶が戻って来る。確か、任務へ行って、敵が入手していた情報より多くて、爆弾を使って特攻し、て
思い出してしまった。あの子は私を、俺を突き飛ばして、庇って、それで、それで、あかがみえて
嫌だ、思い出したくない、嫌だ、嫌だ、いやだ、どうして、なんで、おれを
「あ”…ぁ”あ”…!?」
少しばかり細い体が小刻みに震える。思い出したくなかった、あんな事。色とりどりの音が聞こえる。でも今は届かない。
ごめんなさい、ゾムさん。
どうか次に遭うときは
______
【脅威の神サマ理論】zm視点、神+脅威
神様、それは信じていない。だって神が居るんだったら、俺達はとっくのとうに天罰を受けている。戦争ばっかして、たくさんの人を殺している。これで天罰が降らなければ神は大先生以上に無能だ。だが、俺は神は居ると思う。矛盾、は恐らくしていない。その神は天国には居ないから。翼も天使の輪もない。
だがその神は紛れもなく、人を救っていた
「ぺ、し…”ッ?」
「ゾム!喋ったらアカン!!」
神と書かれた覆面に、和服の上に白衣を着ていて、美しい薄桃色の瞳と薄水色の瞳と神、恵まれた大きな体、ふわふわとした人を優しく包み込む声、とても心が広くて、優しい性格。
これを神と言わずになんという。それに彼は「戦場の神」とも言われている。ボロボロな時、いつも助けてくれる。彼が救った命は数知れず、現に俺も救われた事が多々ある。だが、今回は無理そうだ。左足が千切れ、目も上手く見えない。音もどんどん遠ざかっている。正直、もっと生きたかった。もっと遊びたかった。皆が悲しい思いをするから、死にたくない。まだ、いきたい
「…ッゾム!!!」
ふわふわとした声、その声には怒りや悲しみが混ざっていた。重い瞼を力を振り絞り開くと、かみさまが見えた。ぼくを、ぼく達を助けてくれるかみさま。
医療の神
きっと彼はそうなのだろう。焦っている彼を見て、生きている事に安心する。きっとボクはもう駄目だから。どうか、どうか幸せになって。
「ッぁ”、ェ”…?」
閉じた筈の瞼が開いた。目の前に広がるは白い楽園。天国、だろうか。本当にあったのか。感心していると、様々な音が聞こえる。
電子音、皆の声、布が巻かれる音、金属音、肉が開く音
ふと前を見ると、誰かが居た。
「あちゃ〜…やっぱこっち来ちゃってたか」
大きな四対の翼、頭上で回る二つの輪、その瞳の瞳孔は鋭くて、声は変わらず優しかった。
「しん、ぺ、ぃ…?」
目の前の神様?と軍の神が重なって見える。名を呼ぶと神は困った様に微笑み、口を開いた。
「今回は特別やで」
ふわ、と体が浮いた様な感覚がした。
暗転
起きて聞こえたのは電子音。デジャブを感じた。目を開くと身体中に痛みが走る。ズキズキと痛む体。体を見やるとない筈の足が見えた。
嗚呼、生きているんだ
ふと、安堵した。今回も生き残った、生き残ってしまった。最後の最後に生きたいと思ってしまって、生きてしまう。人を殺めたから死ななければならないのに。俺は普通を捨てきれていなかった。
俺はおかしいだろうか。否、おかしくはない…筈だ。
自問自答を繰り返していると仕切りのカーテンが開く音がした。直後、大きな叫び声。声質的にロボロだろう。相変わらずうるさい。寝起きの痛む頭に大声はマズい。頭痛が悪化した。叫び声が聞こえたのか続々と他幹部が集まり、こちらを見て泣きかけていた。そんなに泣かれてしまうとこちらが困る。ふと、彼が見えた。俺は安堵した。彼も生きている。
「…ゾム?どうしたん?」
黄色の声がする。思った事をそのまま言った方がいいだろう。掠れた声で俺は喋る。
「……神”様、居た、んやなぁッ”…て…」
「は?」
周りから驚愕声と心配の声が上がる。そりゃそうだ、今まで神の存在を否定してきていたのだから。
彼を見ると、鋭い瞳孔で困った様に笑っていた。
【ふたりぼっち】os視点、外交官+脅威
風が通る音がする。森の中、ローブを被り歩いていた。目的地はかつての家。あれから数百年経っているが、まさか彼が生きていたとは。己の茶色く長かった髪は黒く短くなっていた。目も光に弱く、サングラスをつけなければならない。記憶が残っているのは自分だけで、グルッペン達は覚えていない。だから会いに行くのは俺だけだ。グルッペン達を会わせて、グルッペン達が変に思い出して精神が崩壊するよりは一人で会いに行った方がいいだろう。土を、草を踏み締め前へ前へと進んで行く。
「やっぱ遠すぎろやろッ…」
そう、かつて家…もとい、軍基地は街から死ぬ程遠いのだ。恐らくあの国自体を国民から忘れさせる為だろう。本当にやっている事が陰湿だ。乗り込みたいところだが今はそんな力はない。どちらかというと体力もあまり無い方だからか、彼奴等の遊びに付き合えない事が多々ある。それでも彼奴等は俺を見捨てていない。性格は変わらないのか、と一人考えた事があった。
「ッふ…」
息が上がり、足が震えてくる。もうかれこれ数時間は歩いている。ここ最近体調を崩していたからか、更に体力が落ちた気がする。木で体を支えながら進んで行くとようやく軍基地が見えて来た。
「ようやくついたわ…」
軍基地は変わらず植物に飲まれていて、穴だらけだった。すると軍基地から音が鳴り、何かがこちらへ向かってくる。
「マンちゃん!!」
「ゾム〜!来たでぇ〜!!」
一部が赤黒く変色した黒い袖なしインナー、腰には破れているボロボロなパーカーが巻かれていて、ズボンは灰色だった。この前プレゼントした新しいズボンを着ていてくれている様でなんだか安心した。ゾムの見た目は、種族は、少しばかり変だった。爆弾の導火線の様な尻尾、悪魔の様な鋭い角。どこからどう見ても人間では無いことは明らかだった。それでも俺達は受け入れ、共に暮らしていたが寿命が違いすぎる……まぁ、俺達の死因は寿命ではないのだが。俺達が死んでもゾムは生き続け、ここで家族の帰りを待っていた。数百年が経ちようやく転生出来た頃には周りは何も覚えていなくて、総統も書記長も誰も覚えていなくて寂しかった。それでも少ない記憶を頼りにここに辿り着き、再会出来た。最近あった事や撮影の事を話すとゾムの表情はコロコロ変わり、尻尾は左右へ振られていた。
きっとこれからも、俺達はふたりぼっちなのだろう
、もし彼等も一緒に話せたら…だなんて、淡い希望は見て見ぬ振りをしようか
【リードを掴めるのは】第三者視点,mb?視点、煽り屋+狂犬+脅威
目の前に広がる光景は、狂犬達の喧嘩の仲裁をしている脅威…もとい、ゾム幹部。
「やっぱ思うんだけどさぁ」
「ん?」
隣に居る戦友が話す。「狂犬のリードを握れるのは総統閣下とゾム幹部くらいなのではないか」と
「確かになぁ…トン隊長もよく止めてるけど必ず止めれるって訳じゃないし…」
「仲裁に入って必ず止めれるのって、やっぱゾム隊長くらいなんやない!?」
そう言う相棒の瞳は輝いていた。そりゃそうか、彼はゾム幹部を尊敬しているのだから。
「あー、そういえば次の戦争の準備しとけよ」
「今回も生き残れるんかなぁ…」
「生き残るに決まっとるやろ、あの人等が居る限りはな」
あの人達、幹部様は戦争に毎回出ている。特にあの三人。いつも最前線で行動し、一番人を殺している。それ故に怪我をする事も多いが、軍医のしんぺい幹部が治している。だが難点は、二人共自己犠牲が酷い所だ。マズい状況になると真っ先に飛び出して、怪我をして帰ってくる。そんな二人が最前線に居るとなると幹部様方も不安になる訳で、必ずゾム幹部をつけている。飼い主か、と言いたくなるくらいには狂犬二人の扱いがとても上手く、よく不機嫌な時に話してご機嫌に戻していた。
「…やべ、もう時間じゃん」
急いで方向転換をし、一般兵が集まる場へ戻る。近いうちに戦争があるのだから、作戦の確認をもう一度しなければ。やらなければならない事は大量にある、急ごう。
どく、どくと腹から血が流れる。嗚呼、しくった。武器が壊れてしまい、攻撃されたかと思えば相棒が俺を庇って死にかけていた。急いで隠れようとすれば俺も腹を撃たれてしまい、重症だ。恐らくこのまま死んでしまうだろう。生きる事を諦め、目を閉じた時
ふと、声が聞こえた
「おい!!生き残り居るか!!!」
「居ったら返事せぇ!!」
あの声だ。大きな声。狂犬達の声だ。力を振り絞り、必死に声を出す。
「ッこ、”…こ”で す”!!」
するとこちらへ走って来る音がして、三色が現れた。
「居った!!ゾム!!生き残り居たで!!」
「でかしたシャオロン!!大丈夫…そうやないな、シッマ頼んだ!」
「了解!」
物凄い速さで進んで行く会話に追いつけず、混乱する。分かる事は助かった、という事だけ。するとコネシマ隊長が俺と相棒を担ぎ、走り出した。
「ッうぇ!?」
凄い勢いで景色が流れていく。コネシマ隊長の足の速さは軍屈指だとは聞いていたが、これほどまでとは。驚愕と同時に軽く恐怖を感じる。ゾム隊長は辺りの敵を殺し、最前線の安全確保。シャオロン隊長は声を出し生き残りの兵の捜索。連携が取れている。
コネシマ隊長の話を聞くに、敵国から抜きっとった情報がフェイクだったらしい。そのせいか劣勢を強いられ、被害が拡大。死亡者もかなりの量が出ているという。成程、だから途中から敵兵が強くなったり増えたりしたのか。とりあえず帰ったらゆっくり美味い飯でも食おう。そう軽い願いを決心し、俺は意識を落とした。
「…って、事もあったな」
「めっちゃ懐いんやけど」
目の前に居るのは死にかけてた相棒…もとい、クリリーパ。ゾム幹部の隊の副隊長だ。あの後、軍医…しんぺい隊長の元へ連れて行かれ、治療をした後リハビリをし復帰出来た。それからゾム隊長達に更に憧れ、必死に努力をし、なんとか副隊長まで上り詰めれた。俺はトンつく隊の副隊長になり、クリリーパはゾムゾム団の副隊長。お互い一番憧れていた人の側で仕事が出来てとても幸せだ。
「あ、そういやとんかつ、さっきゾム隊長が呼んでたで」
「んぇ、なんでや?」
「狂犬達の喧嘩を止めた時軍基地破壊したらしいで」
「はぁ!?」
まさかの軍基地の修理。まぁ、それでも良いとこか。この前は半壊して悲惨な事になっていたし。だが破壊はやめてくれ。でもそうしないと止めれないし……。色々な事を考えるが、それどころではない。早く行かなければ。
ゾム隊長はリードを握れるが、しっかり止めるとは限らないと再確認した日だった
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