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「ただいまー」


「お、おかえり」


リビングに居た主が目を丸くしてそう言う。今日は、サボリ魔達がサボらず、上司からの仕事もなかったから、早く帰れたらしい。


「今日は悩み事か、独」


なんでバレてるんだ!取り敢えずここは白を切ろう。


「ナンノコトデショウ」


「ほんとお前は嘘を付くのが下手だ。いや、上手いっちゃ上手いんだが、わざと下手にやる時がある」


主にビシッと指をさされて指摘された。ごもっともだ。


「いや、本当に大したことじゃないんだ。ただ、最近会った子の事をなんか変に気にしちまって。加護欲とはちっと違う気がしてなんだろなぁ?って思ってただけだ。気にすんなって」


何時もみたいに笑い飛ばしていってみた。


「へぇ~。診断してみるか?」


珍しく新しい玩具を見つけた子供みたいに主が笑って俺にそういう。


(あ、これ、否定権無いやつだ)


悟ってしまったなら仕方がない、諦めて診断を受けよう。


「あぁ」

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