悟ってしまったなら仕方がない、諦めて診断を受けよう。
「あぁ」
「そいつと居るとドキドキしたりするか?」
早速始まった何の診断かわからん診断!俺は、頑張って答えようと思う!
ドキドキか、どうだろう?確かに、次どうするか分かんないし、何しだすか分かんないし、ドキドキするかもしんねぇ。
「する?」
「なんで疑問形なんだよ。まぁいい。続けるぞ」
まだ続くみたいだ。
「そいつのそばを離れたくないって思うか?」
離れたくない、ねぇ。確かに、心配になるし、気にしちまう。
「確かにそうかもしれん」
「へぇ~」
主はニタニタした顔を浮かべていた。なんか、楽しそうだな。
「じゃあ何時もそいつの事で頭がいっぱいか?」
確かに、最近はずっと伊華の事を考えてるな。
「あぁ」
「独にもついに春がきたのか」
普段見せない子供のような笑顔、最近死んだ魚の目になってたが、今日は疲れが一周周って吹き飛んでハイになってんのか?
「独、それは、恋だろ」
そう言われた瞬間俺は飲んでいた水を吹きこぼしそうだった。まぁ、気道には入ったんだが。
「な、な訳無いだろ。あ、主もじょ、冗談が上手くなったなぁ」
俺、上手く笑えてるかな。
その後、どうやって俺は、自室に戻って、寝て、伊華との集合場所にした駅に着いたのか、全く覚えていない。
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