コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「貴女によく似たあの人」
ザッザッザッ
🫖「さて、少し寄り道をしましょうか…」
あるアクセサリー店にて
🫖(この色は貴女のお好きな色でしたね…)
「でね、ほんとに綺麗だったの!また見に行こうね!」
🫖「?!」
どこかで聞き覚えのある声……
すれ違いざまに見た長い黒髪,綺麗な青色の目…
全てが貴女にそっくりだ
🫖「あの、すみません!!」
🌙「はい…?」
🫖「…っ」
🫖「以前…どこかでお会いしませんでしたでしょうか?」
🌙「さぁ……すみません初対面かと…」
🫖「ですよね…急に引き止めてしまい申し訳ございませんでした…」
🫖「では失礼します…」
🌸「ねぇ、🌙、今の人知り合い?」
🌙「ううん、覚えはないの…ただ…」
🌸「ただ?」
🌙「懐かしいような気がする……」
🌸「不思議なこともあるものなんだね!」
🌙「うん…」
もしまた貴女に会えるのなら次は絶対に離したりはしない、絶対に……
🫖「主様…」
そう心の中で思っている彼の目には涙が頬を伝い口元には赤い血が滲んでいた。