テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
(º ⌓º ) かなかな が こや を閉じ込めた… セラ はどう思っているんだロウ...かなかな まじになるとツヨイからな... こんなに長いの初めて?じゃないですか?!めっちゃ楽しませてもらってます!続きも頑張ってください!!
外がなんだか騒がしい
誰?
何を言ってるんだろう
「葛葉‥‥何勝手な事してんの?」
「なんだよ、今までだってしてただろ」
「こやは今までとは違うってお前も言ってただろ?なんで‥‥」
「違わねーよ!」
「僕が伴侶にしたいって言ったよね?聞いてたでしょ?」
「ハッ、そんなの俺には関係ねーし」
「ふわっちまで巻き込んでさ、何がしたいんだよ」
「だからいつもの遊びだって言ってるだろ⁈」
「お前は一体誰が好きなんだよ!」
言い合う声で目が覚める
ドアを開けっぱなしで話でもしてるのか
この声は叶さん
帰って来たのか‥‥
目を開けると目の前にはセラさんが眠っている
俺は血の気が引いた
叶さんが帰ってきたんだ!
「セラさん!!起きて!」
「‥‥ん」
「叶さんが戻って来たから」
「あ‥‥え?」
眠り過ぎた
すっかり夜になっている
セラさんが服を拾い急いで着替える
俺も早くしないと
シャツを掴み腕を通した
ガチャ‥‥
俺達は動きを止め、そちらを見た
そこにいたのは勿論叶さんだ
叶さんは無表情でスタスタと歩き、俺の腕を掴んだ
「か、叶さん‥‥これは‥‥」
「叶さん、俺が悪いんです。ロウ君を離して‥‥」
「これまでは許すよ。でも今からは許さないから」
「え‥‥?」
シャツだけ羽織った俺を力尽くで立ち上げさせると腕の中に俺を閉じ込めた
「セラフ‥‥僕はこやと結婚するよ」
「え、本人の気持ちも‥‥」
「今日から婚約者なんだから僕の部屋においで」
「そんな叶さんっ!ロウ君だって‥‥」
「君達がこの家に入る前に言ってあるよね?なんでも言う事は聞くって。そうでしょ?」
「だからって結婚までとは考えてなかったはずです!」
「セラフ、お前も葛葉といずれ結婚させるよ」
「‥‥っ」
そう言うと叶さんに引きずられる様に部屋から連れ出される
「‥‥分からせてやる」
分からせる?
それって俺に言ってるの
それとも‥‥
何が起きたんだ?
叶さんの部屋に入ると叶さんがスマホを取り出した
誰と話してるんだろう
「今すぐに来て欲しいんですけど‥‥あ、大丈夫ですよ、扉を変えたくて。はい‥‥いくらでも構わないです。早く来てくれたら上乗せしますよ」
扉を変える?
何を一体‥‥
「こやは今日からここで生活してね」
「え、でも‥‥」
「もうここから出さないよ」
「叶さん⁈」
「結婚するんだから」
それからまもなく業者が来て扉が取り替えられた
外側にもう一つ鍵をかけられる中からは開けられない扉が‥‥
シャツしか着ていなかった俺は叶さんのベッドのシーツに包まり、怯えていた
「叶さん‥‥」
「なぁに?」
優しい声
でもその声に色は無かった
.