コメント
2件
良すぎてリアルに泣いちゃいました😢😢
注意事項
・モブ
・死ネタ
・若干🔞
kz→『』 kn→「」 モブ→【】
Kz視点
『……かなえ…….』
白い羽がフワッと飛んでいる
目を凝らすとそこには
息を飲むほど美しい
天使が舞い降りていた
【どうやってここに!?
見つけられるはずがない!!!!】
「僕、人間じゃないから」
そう言いながらいつもの叶に戻ったあと
ゆっくりと俺のほうへ歩いてきた
「遅くなってごめんね、葛葉」
『か、かなぇ”グスッ』
【僕の葛葉に近づくな!!!!
お前は葛葉に必要ない、消えろ!!!】
男は俺と叶の間に入り
狂ったように声を上げる
「葛葉は誰のものでもない
お前は僕たちの関係に嫉妬してるだけだ」
「そうやって僕の真似すれば
葛葉が振り向いてくれるって思ったんだね」
淡々と話している叶は
今までに見たことがないほど
キレているようだった
【ふッ、ふざけんな!!!!】
男は声を荒らげて
俺の穴に入っている玩具のスイッチを押した
『!?あ”ッッ、んは、や”ッぁあ』
「葛葉!?」
叶は俺に駆け寄り
男に背を向けた
グサッ
恐る恐る顔を上げると
叶の服に血が滲んでいるのが見えた
『か、かなえ?』
俺はただ困惑した
何が起こったのか
理解するのに時間がかかった
男は叶の背中に包丁を刺したんだ
いろんな感情が一気に込み上げてくる
次の瞬間
叶は男を押さえ込み気絶させた
そしてゆっくりと
俺の前にしゃがんだ
「……警察と救急車は呼んであるから
もう大丈夫だよ葛葉…….ハァ…….」
そう言いながら
俺に取り付けてあったものをすべて取った
情けない気持ちでいっぱいだった
叶の呼吸が浅くなってきているのが分かる
『か、かなえ……ごめん”俺のせいでッッ』
やっと出てきた言葉だった
叶の血が床にポタッっと落ちる
「んーん、葛葉を見つけれてよかっ…….」
最後まで言う前に
叶はふらっと倒れた
『かなえ”!?まって、ぃやだ!!!!』
俺は必死に叶の顔を触り呼びかける
できることは何もなく、ただ祈っていた
「僕ね、葛葉が好きなんだ」
か細い声で口にした言葉は
俺と同じ想いだった
『グスッ…….やめろもう喋んな………….』
「葛葉は、僕のこと好き、?」
叶の目から涙が零れた
皮肉にも綺麗に光っていた
俺はその涙にキスをして
叶に負けない想いを伝えた
『…….俺も好きだ』
『出会った時からずっと
叶しか見てない”』
床は叶の血で赤く染っている
叶は俺の手を握って言った
「さっきさ、
葛葉は誰のものでもないって嘘ついた」
「葛葉は僕のだよね…….へへ…….」
『っそんなことで笑えない”…….』
俺は泣きながら、笑いながら言った
叶の手に力が入らなくなっていく
「葛葉、生きて」
『また会おう、叶』
パトカーと救急車のサイレンが響く
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
なんで死ネタなんてやろうと思ったんだか
そんくらい辛いっす
幸せになってください
続きも頑張ります⬇️