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朝までやりちらかしたんですか…(意味深)
ドイツside
今日は友人達数名と久しぶりに居酒屋に飲みに来ている。各々酒やつまみを頼み、飲んだり食べたりしながら世間話から愚痴まで話している。
アメリカ「日本ー、起きてるかー?」
日本「ひゃい……おきてましゅ」
もう日本のように呂律が回らない奴も中にはいる。そんな酒に酔いつぶれた人を見ながら飲む酒も旨い。
フランス「はい、あーん」
イギリス「……は?」
フランス「口開けて」
イギリス「なんで私なんかがあなたのような人にあーんってされなければいけないのですか?私はもう赤ちゃんではないですよ?」
フランス「んもぅっ!ツンデレなんだからぁ〜w」
イギリス「……(怒)」
こいつらは一番酔っているせいで今にもおっぱじめそうだ。いや、もうすでに始まっているのかもしれない、そういう遊戯が。
そんな風に酔いまくって良い雰囲気になっている奴らがいる中で……こいつらだけは違った。
イタリア「ぱすたあああああぴっつあああああ」
カナダ「ハワイアンピザあああああ」
イタリア「それは邪道なんね!」
シンプルにうるさい。でも楽しそうで何より。
そんな感じで酔って大騒ぎしている中、ぽつんとひたすら酒を飲み続けているアル中がいる。
ロシア「ん?ああ、なんだ、ドイツか」
声色や態度こそ普通だが、顔が赤くなっている。おそらくかなり酔っているだろう。
ドイツ「お前そんなに飲んで大丈夫か?」
ロシア「xaxaxa!大丈夫だ、ってかお前それブーメラン刺さってるぞ」
ドイツ「見事に刺さってたなw 」
【数時間後】
アメリカ「そろそろお開きにするか?」
日本「ひゃい…うふふへへ」
イタリア「日本大丈夫なんね……?」
日本「うへへ」
アメリカ「じゃ、お開きってわけで!」
アメリカはカナダとイタリアを連れて日本を担いでいった。
フランス「はぁ……可愛い♡」
イギリス「あなた酔いすぎなのでは?水ぶっかけますよ?」
フランス「ぶっかけ?ふふ、良いですねそれも」
イギリス「なーに想像しているんですか…?もう…」
そんな会話をした後にお互い肩を組みながら帰った。これは確定演出だ。
ドイツ「じゃあそろそろ俺らもお開きにするか」
ロシア「おう」
俺はスマホの電源を入れ、次の電車の時刻を調べた。が、そこには「本日の運行は終了しました」との文字が大きく書かれていた。
おいおいどうするよ……これじゃ今日は野宿か…。そう焦っていたがある考えを思いついた。
ドイツ「なあ、終電逃しちゃったみたいだからさ、お前の家泊まっても良いか?」
ロシア「!?!?」
ロシアはこっちを驚愕した表情で見つめてきた。そうとう焦っているのか、冷や汗をかいている。
ロシア「お、俺の家全然片付いていないぞ…?でも良いのか?」
ドイツ「うん、大丈夫。とりあえず野宿だけは絶対に避けたいからな。」
俺がそう言うと、ロシアはさらに顔を火照らせ、まるで恋する乙女のような表情で見てきた。
ロシア「……まあいいぞ、お前が大丈夫なら。」
そうしてなんとか了承を得ることができ、俺らはここから歩いて30分ほどのロシアの家へと向かうことになった。
【到着】
ロシア「ここだ、ついたぞ」
ドイツ「お、ありがとう。お邪魔しまーす」
そうして俺は初めてロシアの家へ入った。普段他人の家など泊まらない(強いて言うなら日本、オーストリア、リヒテンシュタインの家にそれぞれ1回泊まったくらいだ)せいか、少しばかり鼓動が早く音が大きくなっている。
ロシア「俺風呂入ってくる。冷蔵庫の飲み物、テキトーに漁って飲んでいいからな」
ドイツ「分かった」
ロシア「あ、それか寝室行って荷物置いてきてもいいぞ。廊下でてまっすぐ行って右行けばあるから。」
ドイツ「おう」
俺は少し喉が渇いていたが、それよりも寝室を見たいという好奇心に駆られ、寝室へと向かった。廊下をでてまっすぐ、そして右に曲がると確かにドアがあった。
入る前に呼吸を整えた。なんだか「寝室」という言葉を聞いたり目の前が寝室だという事実を体全体で感じると、酔いが回っているせいかどうしても緊張してしまう。俺は本当に変態なのかもしれない。
もじもじしていても進まない、そう思ってドアを開けた。そこにはセミダブルの暖かそうなベッドがあった。
そして、本当にしょうもないが真っ先に向かったのはゴミ箱だった。普通他人のゴミ箱なんて覗きたくないだろうし、覗かれたくないだろう。だが、これも酔いが回っているせいか、はたまた俺がただの変態なのか、何よりも真っ先に見てしまった。
ドイツ「ティッシュの量やば、、」
そう、そこには予想通り大量の丸められたティッシュが入っていた。だがまだソレと決めつけるのは早い。もしかしたら花粉症だったり風邪気味なのかもしれない。だが、そんなわずかな純粋な希望はすぐに砕けてしまう。
ガチャ
ロシア「え」
ドイツ「え」
そう、本人に見られてしまったのだ。
ドイツ「そ、その…これはなんというか…好奇心というか…その、ね?」
ロシア「……やると思ったw」
見透かされていたようだ。
ロシア「ああ、そのティッシュはほぼ全部45ったときのやつだよw」
ドイツ「え」
思わず声が出てしまった。まさか本人自ら白状するとは。やはり、態度に現れないだけで酔っているのだろうか。
ロシア「xaxaxa、お前◯ってるじゃねーか変態w」
ドイツ「えぇっ」
言われてみて初めて気づいた。腹の下にあるモノが膨れ上がっている。やはり俺は変態だった。確定した。
ドイツ「べ、別にお前に対してこ、興奮なんてしていないからな…」
ロシア「ツンデレかよw」
自分でも驚いた。まさか◯つだなんて。
ロシア「◯いてやろうか?w良いだろ、サービスだ」
ドイツ「!?」
さすがに寝ぼけているだけかと思ったが、どうやら本人は本気のようだ。さすがに断ろう。
の、はずが……
ドイツ「じゃあ頼むよw」
酔っているせいですんなりokしてしまった。
そうして俺ら二人はオールしてしまった。
fin