(ソ連目線)
アメリカが余りにも悲しそうな顔をするから、つい付き合えると言ってしまった…
付き合うって言っても、本当に俺男無理だ…
恋人とか絶対、思えないんだが…
何をしたら良いんだろう、具体的に料理でも振る舞ってやろうか……?
あまり作る事がないんだよな、ハンバーガーとか
どうだろう…やはり慣れるべきなのか?
俺、最低だな
自分から言っておいて、こんなこと考えてるとか…
『その…今度デートとか行ってみない?』
急だな
『いや別に…嫌なら良いんだけど…
無理に行くほどでもないじゃん?』
またそうやって、寂しそうな笑顔を見せる…
アメリカは明るいが、何処か寂しそうだ
いつも…何処か……
「デート……
大丈夫だ、行こう」
『良いのか!?』
明るい笑顔になったな
「具体的にどこに行くとか、決めてるのか?」
『あ…うぅん……』
悩ませてしまった…
俺も何か案を出した方がいいだろうか…?
例えば……海…
『あぁ、そうだ、海!海はどう?』
「えっ、あ、あぁ良いんじゃないか?」
思っていた事と同じものが来るとはな…
少し驚いてしまった
『良かったらさ……ハワイ…行かない?』
そうか、アメリカの方ではハワイと言うところの海が綺麗だと言われてるからな
俺はあまり海を見たことがないな……
まぁ、仕事が多い関係で行けないということもあるが、俺が住んでいる地域は寒くて海が凍っている
凍りついていない海を俺は見た事がない
どんなに綺麗なんだろうな……
魚なども見えるのか…?
「良いぞ」
『よかった……』
そんなに安心するほどか…?
でも、まあ、こういうものも悪くないかもしれない
多分…友人…?のようなものの付き合い方で、良いかもしれないな
アメリカはどう思っているんだろうか…
本気で恋人だと思ってるのか……?
でも、聞くのも悪いような気もするし、あえて同じ考え方だと思っておこう
我ながら楽しみと思ってしまう自分を少し恥じてしまうな……
でも、正直になれているから良いのか…?
よしとしておくべきだろう…多分……
『そういえば、ソ連は水着とか持ってる?』
「持っていないな……」
寒い海で泳ぐ気に俺はなれないからな…
フィンランド達と違って
水着など一度も着たことがない
『じゃあ、まず買い物しに行こう!
初デート、買い物かぁ…楽しみだな!ソ連!』
「そうだな」
あれ…無意識に”そうだな”と言ってしまった
あまりこういう事がないから、少し驚いてしまった
でも、それだけ自分が楽しみに思っている事が分かった
変わったな…俺……
(アメリカ目線)
思い切ってデート誘ってみたら、OK出た……
最高過ぎる
俺明日寝れるかな
嬉しさで寝れない気がする
ハワイ来るかなー、とか思ってちょっと心配したんだけど大丈夫だったぁ…
だって前まであんなだったし……
というか、今こういう状況だし…
嫌かなー、と思ったんだよ
来るからには絶対楽しんで欲しい
やっぱ、very nice な plan を計画するべきだな……
ま、その前に買い物だな
水着ねぇ……
ソ連は何色が似合うかな
あ、好きな色とかはどうだろ
「ソ連の好きな色ある?」
『赤だな…黄色と青も好きだが……』
なるほど…
意外と青色とか良いかも
無難に黄色もありだけど…なんか違う
赤はなぁー……なんか被るというか…
無いな
「思ったんだけど、青色とかどうかな?」
『なるほど…良いかもしれないな』
そういえば、マフラー青色だったな
少し霞んでいるような青色…
明るい青とかも似合いそうだけど
思い入れとかあるのかな…
俺には思い入れがない
実を言えばイギリスは俺の父親
いつも会ってる的な感じ出してるけど、本当はかなり前から一度も会っていない
イギリスに反抗して家出をした時から、一度も
会う気になれないのというのが本音だが、会いたいという気持ちもまた本音だ
正直、会ったところで何も出来ない気がする
何をするために会いに行くのか、それよりも何故会いたい思うのかすらも分からない
どうしたら良いのかも分からないから、俺は会おうと思っても、いつか会える、いつか会うですまして終わりにしている
だから発展しない
ずっと親子の間に切れ目があるままで、何処となく嫌な感じ
でも、仕方ない
俺が切れ目を作ってしまったんだし
今更後悔しても遅い
カナダにもあんまり会ってないな
カナダは俺の弟
後から来て、めちゃくちゃ甘やかされてた
確か、それが嫌で家出したんだっけ
何してんだろカナダ
ま、あいつらにはそんなに関わる気は余り無い
でも、ちょっとした後悔だけを引きずってる
後の反省、孤独とか何も無い
それで良いってずっと思ってるから
それで大丈夫だって
今までもこれからも思ってるつもり
でも、ソ連を見てると時々揺らぐ
家族⋯
ソ連は愛されてたんだろうな
写真が飾られてあった
でっかい額縁に彩られて
ソ連の父親のロシア帝国と、まだ幼いソ連が笑っていた
黒、黄色、白のロシア帝国の代表的なカラーリングが鮮明に思い浮かぶ
そんなに会ったことないけど、何か雰囲気がミステリアスで印象強かった
子供の頃に会ったきりで、そこからは会ってない
良いなって思う…
俺は愛を知らない
カナダがいなかった頃でも、俺はあまりイギリスに大切にされなかった
いつも仕事で帰ってくるのが遅かったこともある
そして、俺は幼い頃、甘えるのが苦手だった
多分、そういうところで可愛げがなかったんだと思う
愛されるってどんな感じなんだろうな…
つゞくッッッッッッッッッ
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