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「ああっ、……んあっ……、ひぁっ」
気持ちを伝え合った後、いとは貴時に抱かれていた。
後ろからきつく抱きしめられ、激しく貫かれる。
「あっ、ああっ、やっ……、またいっちゃ……、あぁあああっーーーーーーーーーー」
もう何度目かもわからない絶頂が訪れ、いとの身体が痙攣した。
貴時はいとの中に欲望を放ち、注ぎ終わると肉棒を抜く。
愛液と白濁が混ざったものがあふれ、布団にしみを作るが、構わず貴時はいとの身体をうつ伏せから仰向けに変えた。
いとの脚を曲げて開き、再びいとの中に勢い良く挿入する。
「ああああんっーーーーーーーーーー」
いとは再び達した。
いとの華奢な身体が弓のように曲がる。
貴時は上半身を倒し、痙攣するいとの身体を抱きしめ、抽挿を再開した。
「あっ、あっ、だめ……、待っ、んああっ」
激しく肌を打つ音が部屋にこだまする。
いとは貴時の首元に腕を巻きつけ、彼を抱きしめ返した。
「……ああんっ、ああっ、……ひあっ」
いとはただ快楽に溺れる。
「……っ、いと……」
貴時はふと呟いた。
抱きしめ合っているので顔は見えないが、声はどこか必死そうだ。
貴時も快楽に溺れているのだ。
夢中で腰を叩きつける。
「んっ、あうっ……、たかときさまっ、あっ、きもちい……」
いとは甘い声で喘ぎ、煽られた貴時が加速した。
快楽は互いに増す一方だ。
「あっ、はげし……、んあっ、ああっ……」
「いと……、いと……っ」
貴時がいとの最奥を強く突いた瞬間、ふたりとも同時に果てた。
「あああああっーーーーーーーーーー」
「ぐ……」
いとの背がしなり、かと思うとどっと汗を噴き出して身体が布団に沈んだ。
貴時は顔をしかめ、いとの中にたっぷりと白濁を注ぐ。
長い射精が終わると、貴時は汗ばんだいとの顔に口づけを落としていった。
貴時はいとの身体を抱え、ごろりと仰向けになる。
いとは貴時の上でうつ伏せをする体勢だ。
貴時はいとの上半身を起こさせ、繋がったままいとが貴時の腰の上で座っている状態にする。
そしていとの指に自分の指を絡めてぎゅっと握り、抽挿を再開した。
「ああっ、……あっ、ああんっ……」
ごりごりと抉られるように下から突き上げられ、いとは喘ぐ。
「待っ……、あっ、あっ、ふか……、あっ」
貴時の長大な肉棒に膣壁全体を擦られ、いとは膣の中全てが気持ち良かった。
「……んあっ、ああっ……、ふあっ……」
貴時は行為に必死ながらも、彼女を愛おしげに見ていた。
いとは嬉しくなる。
「ああんっ、たか、とき、さま……、あっ」
膣が貴時のものをきゅっとさらに強く締め付けた。
一物もさらに膨らむ。
「ああっ?おっき、ぃ……んああっ……」
貴時は速度を上げた。
「あっ、……たかときさまっ……、ひあっ」
速さは最高潮になり、貴時の先端が最奥を抉る。
その瞬間、ふたりとも気をやった。
「あぁぁああんっーーーーーーーーーー」
「っ……」
いとの華奢な身体ががくがくと震え、背が仰け反る。
貴時はいとの子宮口にびゅくびゅくと欲望を放った。
「あ……、あ……」
いとは腹に熱いものが注がれるのを感じながら脱力する。
貴時は上半身を起こし、胡座をかき、いとの身体をそのままきつく抱きしめた。
そして抽挿を再び始める。
「あっ、また……、ああんっ、ああっ」
いとは再度貴時の首に腕を回し、貴時を抱きしめた。
ふたりの身体がぴたりと密着する。
「あんっ……、あっ、あっ、……ひああっ」
感じやすいところを執拗に突き上げられ、蜜壺の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜられ、いとは気持ち良すぎてもう何もわからない。
「ああんっ、……ふあっ、んあぁっ、あっ」
絶えず与えられる快楽に、いとは甘く喘ぐ。
「ひああっ……、あんっ……、あっ、あっ」
寝室には、肌を打ち付け合う音、じゅぷじゅぷという卑猥な水音、ふたりの荒い息遣い、いとの甘い声が響いていた。
「……ああっ、ああんっ……、んあっ……」
やがて貴時は加速する。
「あんっ、たかとき、さま……、ひぅっ」
次の瞬間、肉棒の先端が子宮口に食い込み、ふたりは同時に絶頂を迎えた。
「あぁあああっーーーーーーーーーー」
「うっ……」
いとの視界に白い火花が飛び散り、いとは背を仰け反らせる。
貴時は低く呻き、痙攣が止まらない子宮口に愛情を注いだ。
長い射精の後、貴時は、ぐったりと脱力したいとの華奢な身体を抱きしめる力を強める。
はーっ、はーっと浅く息をするいとの艶やかな黒髪を一房掬い取り、自分の唇に押し当てた。
「……いと。お前は俺のものだ」
いとはぼんやりとしていて聞こえなかった。
ただ貴時に身を任せる。
余韻が尾を引く中、貴時はいとを抱きしめたままいとに口づけた。
「んむ……、……んん……、ふ……」
最初は唇が触れるだけの軽いものだったが、徐々に深く淫らなものになっていく。
「はぁ……、ん……んんっ……」
貴時はいとの口内を舐り、舌を絡め、唾液を吸い上げた。
「んんんんっ……」
いとは局部がきゅんきゅんと疼いてくるのを感じた。
膣が肉棒を締め付ける。
やがて貴時は口づけをほどいた。
銀色の糸がふたりを繋ぎ、やがてぷつんと切れる。
「いと」
「……はい」
息を落ち着かせながらも、いとは返事をした。
「愛してる」
貴時は微笑んだ。
いとは嬉しかった。
胸の内側が温かくなるのを感じた。
いとは晴れやかに笑い返す。
「私も、愛しています」
そうしてふたりは再び肌を重ねた。
ふたりの甘い交接は朝まで終わらないのだった。
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