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今回から、暫くはアレクの家庭内授業編を描きます
三話ぐらいの予定なのでお願いします
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1日目
「アレク..剣は見たことあるか?」
「まぁ…父さんが素振りしているのは」
庭に行くと父さんは日本の木刀を2本持っていた
僕が父さんに話しかけると、1本の木刀を渡して来た
「お前は資格以外の感覚が鋭いだろ?」
「だから、スキルを使わずに感覚だけで戦える様にするんだ」
どうやら、父さんは感覚だけで対人戦をできる様にしたいらしい
「そんなこと可能なんですか?」
「あぁ..可能だ…..お前だからこそ」
…
…
沈黙が続き父さんが口を開く
「今は素振りで剣になれるんだ..それから俺が教える」
「…分かりました」
不安ではあったが怖くはなかった
父さん達の励ましは僕の心に火をつけたんだ
それから数日間 素振りを行い刀になれた頃、父さんからの指導が始まった
「まずは俺に打ち込んでみろ」
そう言われて僕は父さんに向かって刀を振るった
何度も打ち込むが軽くいなされてしまう
左太もも…右横腹…頭真上…右足首…左..‼︎
順番に打ち込んでいくが、体力が持たず倒れてしまう
「驚いた…」
父さんは僕が倒れると驚いた声を上げだ
後から聞いたのだが、この歳で此処まで出来るのは凄いことらしい
「大丈夫か?」
「大丈夫です…」
「今はスキルを使って戦った…これを感覚だけで行うんだ」
「風を切る音 地面を踏む音 空気の揺らぎ 相手の吐息 向けられる殺気 相手がどこにいるか」
それから僕はスキルを使わずに父さんと対人戦をした
数日後
「そうだ‼︎..そこは足を狙え」
「‼︎ッ…」
「足を止めるな!常に感覚を巡らせろ」
「ハァハァ…」
疲れ切った体は暑くなっている
父さんの終わりの合図と共に僕は地面に倒れた
「どうだ?..だいぶなれて来たか?」
「はい…おかげさまで」
「これで俺の修行は終わりだ」
「此処まで、よく耐えな抜いた..頑張ったな…」
父さんは僕の頭を撫でながら優しい言葉で話してくれた
次の日、僕は母さんの場所に向かった
「剣術スキル スラッシュ ハイスラッシュ クロススラッシュ 抜刀 受け流し」
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すみません
投稿がたびたび遅れてしまいました…
アレクのステータスが少々変わりますが、ご了承ください
お話はこのまま続けていきます