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3 - 報告&「名前を呼ぶ練習」

♥

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2026年02月18日

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主:なんかぁー、本アカのほうのやつ全然伸びないからこっちで書いてるにょーん

こっちでは基本短編集しか書かないんだけどぉ、リクエストあったら本アカで投稿するかもーっていう報告と、短編集

では本編へ、どぞぉ

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病院の屋上は、思っていたより空が広かった。


「退院したらさ」


ソラはベンチに座ったまま言った。


「オレの名前、全力で呼んでよ」


ユイは笑った。


「なにそれ。変なの」


ソラは小さく肩をすくめる。


「オレさ、たぶんもう、走って呼ばれることないから」


ユイは何も言えなくなった。


ソラは、長く学校を休んでいた。

病名は難しくて、ユイにはよくわからなかったけど、

“すぐには治らない”ということだけは伝わってきた。


「ほら、練習」


ソラが言う。


ユイは少し息を吸って、叫んだ。


「ソラー!」


風に声が流れていく。


ソラは目を閉じて、うなずいた。


「いいね。覚えとく」


それが、最後に一緒に外へ出た日だった。


数週間後。

教室のドアが静かに開いて、先生が言った。


「……ソラは、戻れなくなりました」


誰かが泣いた。

ユイは、何も感じられなかった。


放課後、ユイは一人で屋上へ行った。

あの日と同じ場所。


胸いっぱいに息を吸って、叫ぶ。


「ソラー!!!」


返事はない。

でも、空がやけに青かった。


「聞こえたでしょ」


ユイは笑って、泣いた。


名前を呼ぶ練習は、

ちゃんと本番で使えた気がした。


どうかな。

まだいけるよ。

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