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あッッ…


未だに、いくら考えても、あの日階段で足を踏み外したことが、正しかったのか間違いだったのか分からない。


(トスッ…)わ、、おにーさん、だいじょーぶ?


ああ、これは大怪我かな。

そう思った時には、

貴方がもう居た。


避けようがなかった、。

これは言い訳かな。


ありがとうございます、

そう言おうとした瞬間、

貴方の頬に赤い華が咲いた。



あー、あれマジなんだ…


その柔らかな皮膚に、

突然描かれた華に、

貴方は大して驚いていなかったな。


あはは、これー?

人を助けたら死が近づく魔法、かけられちゃったんだw



平然とした様子で、

貴方は笑っていたけど。


その裏には、悔しさと涙が覆い隠されている気がしたんだよ、。


全部分かってるからさ。


絶対、分かってあげるからさ。



早く、起きてよ。




人助けなんか、わざとだろ…ッッ…


白い布に、涙が零れる。



華が咲き誇った貴方も、きれいだよ、。

そう言ってあげるべきなんだろうけど。



そんな顔にしたのも、どいつなんだよッッ……


醜く顔を歪めることしか、できないや。


この涙が、貴方に届いていればいいな__



きっと、天国に居るんでしょ、?

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