※年齢操作
ランス→1年
ドット→2年
※捏造
幼なじみ設定
日は紅く染まりみ授業は全て終わった。予定もないし明日も平日だから部屋で過ごそう。と、自室の扉を開ける。 学年の人数が奇数だということで本当は二人部屋だが俺だけ一人部屋になっている。はずなのに…
「なんでいるんだ?」
「あ、お疲れ様です。先輩、」
いかにも自分の部屋かのように堂々と足を組みソファに座っている後輩、ランスが居る。
「先輩フィナンシェ食べますか?アンナが美味しいと言っていたので味は確実ですが、」
「はぁ…食べる。」
「では紅茶をお願いします。」
こいつ…自分から部屋に来といてなんて図々しい…
まぁフィナンシェ食べたいし茶葉もあるし問題はねぇんだけどよ、なんかそういう事じゃねぇよな
棚の奥に入っている普段は飲まない茶葉、ランスが好きな茶葉を取り出す。昔よくこれをアンナちゃんと三人で飲んでたなぁ。とか懐かしい記憶が蘇る。
「というかランス、敬語使えたんだな。」
ふと先程の会話を思い出し率直な感想を述べた。
「最近、使う機会が増えたので、」
そういえばオーターさんのところで鍛えてもらってるって聞いたな。まぁ神格者相手なら敬語くらい覚えるだろうな。
「ドット先輩には使わなくていいですね。」
「なんで断定してんだよ、使えよ、一応先輩なんだから。」
「先輩?あと少し誕生日がずれていれば同い年だったのに、」
たしかに4月1日だもんな…って、でも今この現状は先輩じゃねぇかよ。
軽口を叩き合ってる間にも紅茶とフィナンシェをテーブルに並べいつでも食べ始めることができる状態になっていた。
「いただきます。 」
手を合わせきちんと挨拶する姿に育ちの良さを感じる。当たり前の事だけど当たり前だからこそ所作の綺麗さが目立つ。
おれも、と挨拶をし、フィナンシェを口に運ぶ。ふわっと柔らかい生地にしっとりとした甘みが広がる。それが少し苦味のある紅茶と合わさって釣り合いが取れる。
しばらく紅茶の香りを啜り優雅な時間が流れる。そんなところにランスが口を開いた。
「そうだ、ドット。」
「先輩を付けろ、で、なんだ?」
「この間の告白の返事どうなった?」
ブフォォッッッ
おっと、盛大に吹き出してしまった。厭、無理もないだろう。
この間というのは本当に10年近く前のことを何回も掘り返しているというこどだ。
「おまっ、それは昔の話で…」
「俺は今も好きだが?」
いっつもこう言うんだ、、もう何年も断ってるのに…
「何回も言うが、俺はランスのことを恋愛的に好きだと思ったことは無いし、これからも無い!」
魂を込めて何百回目かの台詞を繰り返すとランスは真剣な表情のまま、ふーん。と言いニヤリと笑う。
「絶対落としてやりますよ。ドット先輩?」
頑固すぎる。この台詞を何回聞いたことか。
ちょっと心揺らぎ始めてる自分がいることはまだ受け入れないでおこう。うん。
コメント
2件
うぎゃー!えー何これ!めっちゃ好きなんだが!幼なじみパロめっちゃいい、すごくいい、ほのぼのしてる感がいい(´∀`)