注意事項は1番上をご覧下さい。
__________
🩷side
橙くんを家に招き入れ、何時間が経っただろうか。
途中でお母様が帰ってきて、橙くんにお部屋の手配や館の案内等をした。
夜食を美味しそうに食べる彼の姿が今でも脳裏にこびりついてる。
今は入浴しており、俺は自分の部屋で本を読んでいるところだ。
…俺の服を貸してあるけど、サイズ大丈夫かな。
🚪)コンコンッ
桃「…?」
突然部屋をノックされ、しおりを本に挟みドアを開ける。
桃「はーい、(ガチャ
、!橙くん……!」
橙「こんばんは、、」
目の前には、俺の服を着た橙くんがいた。
桃「どうしたの、?」
橙「ぇと…お礼しようと思いまして……
今日はありがとうございました、(ペコッ」
桃「そ、そんな……顔上げてよ、💦」
突然そんなことを言われ、少し混乱気味で頭を上げさせる。
少しホッとしたような表情を浮かべて微笑んでいる。
桃「……ねぇ、橙くん」
橙「、?はい……?」
桃「……橙くんが高校でどういう目にあったか、教えて欲しい。」
驚いた表情を俺に見せる。
桃「無理にとは言わないよ、ただ気になって……」
橙「……、、」
数分の沈黙….ダメかと思っていたら
橙「……話します、」
桃「……、!
…それじゃあ、中入って。」
そう言い、俺は招き入れた。
あの後、橙くんから本人の事やこれまでの事を詳しく聞いた。
何故引っ越してきたのか、今の学校はどうなっているのか、…何故犯されているのか。
本人は笑って話していたが、声が震えていたり、手が震えていたりと…
「大変だったね」の一言では済まされない状態だった。
橙「すいませんこんな話…桃さんには関係ないのに…」
苦笑いを浮かべる彼。
桃「……ううん、話してくれてありがとう」
そう言い、俺は優しく頭を撫でた。
橙「…正直、後悔はしてないです。」
桃「…え、?」
突然、そんなことを言い出した。
橙「あ、いや….毎日アレは嫌やけど、、
あのまま無視してたらあの子が俺と同じことされてたし、他の人にも被害行くぐらいなら…
これで良かったと思ってます。」
桃「……」
怖かっただろうに、辛かっただろうに
泣いたり、泣き叫んだりせずに
嘘をついていない真っ直ぐな目で、そう訴えかける。
この子は強いな…と思った同時に
何故か、____無性に腹が立った。
そして
ドサッ……
橙「…へ、」
桃「……、、」
気づいたら、橙くんを押し倒していた。
コメント
27件
めっちゃ好きですぅ……… 最高ですか……
なーんだこれ好きすぎて死んじゃうぞ〜
おゎ、、めちゃくちゃ続き気になる、、 最高だからポテチあげる、((