テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第二話
目黒side
ある日の帰り道。
一人で帰ろうとしていた阿部ちゃんに声をかけた。
🖤「今日一緒に帰ろうよ。方向一緒だよね?」
💚「あ、うん。そうだね」
二人で並んで歩く。
横を見れば、整った可愛い横顔が見える。
🖤「阿部ちゃんさ」
💚「ん?」
🖤「無理して笑わなくていいよ」
阿部ちゃんが驚いたような顔を見せる。
💚「無理してなんかないよ?」
🖤「無理してるよ」
阿部ちゃんの目をまっすぐ見た。
🖤「すぐわかる。『あ、いま無理してるな』って。」
だって好きだから。ずっと君のことだけを見てるから。
優しくて、賢くて、少し寂しそうなところが、好きでたまらないから。
でもそんなことは口に出さない。
君の好きはきっと俺には向いていないから。
💚「…ありがとね、めめ」
そう言って笑う阿部ちゃんが大好きなんだ。
🖤「阿部ちゃんってさ、好きな人とかいるの?」
不意に聞いてみる。
💚「え?いないよ?どうしたの急に笑」
🖤「うん、だよね。ごめんごめん笑」
そうやってとぼけて笑ってるけど、俺、薄々気づいてるよ。
…….佐久間くんが好きなんでしょ。
見てたらわかるよ、そりゃ。
だって俺阿部ちゃんのこと大好きだから。
叶わない恋なのかなあ……なんて、夜空に小さなため息を吐いた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!