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第三話
佐久間side
楽屋。
座ってスマホをいじっている蓮に話しかける。
🩷「れーん!今日よるあいてる?ふたりで飲み行こーよっ」
🖤「あぁ、ごめん佐久間くん、今日ちょっと用事あって」
🩷「わかった!じゃあまた今度ねっ!」
断られても俺は明るく振る舞う。
いろんなことに蓮を誘ってアピールしているものの、だいたい断られてしまっている。
蓮は仕事が人一倍多くて忙しそうだから仕方がない、とは思うのだが、彼が断るのには別の理由もある気がする。
この間、先程のようにご飯を誘って断られてしまった。
一人で帰るかぁ、なんて帰り支度をしていたときだった。
🖤「阿部ちゃん、このあとご飯行きましょうよ!」
💚「あぁ、うん!いこいこ!」
なんて会話が聞こえてきた。
そうか、蓮は俺とじゃなくて阿部ちゃんと一緒にいたいんだ。
そのとき確信した。
目を合わせるのがなんとなく気まずかった俺は、俯いてそそくさと楽屋を出た。
楽屋を出ようとドアを開けたときに、
💚「ぁ、さくまっ」
阿部ちゃんの声がしたが聞こえないふりをしてそのまま楽屋をあとにした。