サボ「ッここか…」
コアラ「慎重にいきましょ…」
カラス「周りを見てきた、西に2人、見守りがいた」
サボ「了解……なら、彼処から行くか」
牢屋
レリエル「カハッ…!ハァハァ……ゲホッゴホ…ッ」
やばい…目の前に靄(もや)が…
モブ1「オラ”ッ!!さっさと吐けや!!」
レリエル「いわ…ないッ”」
モブ2「此奴…全然話さねぇ…」
モブ1「話さねぇなら次の手段だ、この切り味のいいナイフで…笑」
レリエル「ッ……あ”ぁ”ッ!?(泣)」
ナイフで私の腕を傷付けていく。
痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
思い出したくない記憶が、蘇る、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。怖いよ、誰か助けて、怖いよ。
彼奴らの……天竜人達の姿が、此奴らと重なって見える。
モブ1「さっさと吐け!」
レリエル「ッ……(泣)」
情けない、こんな自分が情けない
立ち向かうと決めたはずなのに、なのに
泣いてるだけ…情けない……
モブ2「オラァ”!」
レリエル「ああ”ぁ”ッッ!!?(泣)」
今度は手にナイフが、しかもナイフが手の平に刺さった。
もう…駄目だ…意識が
薄れて……
次の瞬間、扉の向こうから壁まで破壊して、入ってきた人達が見えた。
もしかして…来てくれたの?
レリエル「…さ…ぼ…?(泣)」
モブ1「な、何だテメェら!!!」
モブ2「お、おい!見張りはどうした!?」
サボ「…レリエルを返してもらうぞ」
コアラ「貴方達を拘束させてもらうわ」
サボ、コアラ助けに来てくれたんだ。
良かった……
モブ1「や、やめろ!」
モブ2「お、おい!」
モブ1、2「ぎゃああああ!!!!!!?!?」
コアラ「レリエルちゃん!!今降ろしてあげるからね!!」
レリエル「…こ…あら…ちゃん(泣)」
そして、鎖をコアラちゃんが解いてくれた。
降ろしてくれたあと、手に刺さったナイフを抜き、コアラちゃんが手当をしてくれた。
レリエル「ありがとう……来てくれてッ(泣)」
コアラ「いいよ!レリエルちゃんがタヒんでなくて良かった”!!(泣)」
レリエル「…笑泣かないで…コアラちゃん笑せっかく可愛い顔してるのに……笑(泣)」
コアラ「レリエルちゃんだって!(泣)」
サボ「ッ…レリエル」
レリエル「…?サボ……?サボも来てくれてありが──」
サボが近付いて来て、私の目の前に両膝を地面に着けた瞬間、サボに抱きしめられた。
サボ「すまねぇッ…レリエルを守るって…約束したのにッ……守れなかったッ…!!」
レリエル「…でも来てくれたじゃない…笑ありがとうッ泣」ニコ
サボ「ッ……悪いッ…」
レリエル「……ありがとう…本当に泣」
その後からの記憶は覚えていない。
次に目を開けた時は革命軍本部に居た。
後からコアラちゃんに聞いた事だけど。
あの後、コアラちゃんに治療してる最中に「少し、寝るね…」っと言って寝たらしい。
そしてどうやら総長、サボが私の事を抱っこ?してくれたらしい。詳しくはお姫様抱っこしてくれたとかで……この話をしてる時のコアラちゃんめっちゃニヤニヤしてたな。
レリエル「…早く傷を治さなきゃなぁ……仕事溜まってるだろうなぁ」
そんな事を呟いていると、ドアをノックする音がした。するとサボが入ってきた。
サボ「あ、起きてたんだな笑」
レリエル「うん、総長はどうしてここに?」
サボ「コラ、総長じゃなくて?」ニコ
レリエル「……サボくんはどうしてここに来たの?」
サボ「うん、俺の責任でもあるし心配で見舞いに来たのもある」
レリエル「別にもう大丈夫だよ笑」
サボ「でも……」
レリエル「本当だよ」ニコ
サボ「……分かった…でも見舞いには来るからな!」
レリエル「はいはい笑」
サボ「そういえば、レリエル」
レリエル「ん?」
サボ「俺が助けに行った時、お前俺の事サボって呼んでくれたよな?もう呼んでくれないのか?」
レリエル「え?!/////嘘!?///」
サボ「ホントだって笑…で、呼んでくんないの?」ニコ
レリエル「よ、呼びません!!///」
サボ「え〜、じゃあ何時か呼んでくれよ」ニコ
レリエル「…何時かね」
サボ「…!あぁ笑」ニコ
レリエル「ほ、ほら!仕事してきなさい!またコアラちゃんに怒られるよ!」
サボ「そ、それはやばいな…じゃあまた来る!」
レリエル「…」
サボの記憶が戻ったら……どうなるんだろう。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
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