ーLAN視点ー
翌日。
今日もまた作業の一日かぁ…なんて考えていると連絡が来た。
「いるま」だ。
昨日の事で気にかけてはいたが、どうしたんだろう。
見てみると
「今から家に来て」
…行くしかない。
もし体調不良だったら看病しなきゃ…。
準備をして誰もいない玄関で「いってきま~す!!!」と叫び、とぼとぼと歩いた。
早速いるまの家に入ると、昨日メンバーにやっていたように抱きついてきた。
いるま: 来てくれてありがと~!!
LAN: ん。
なんかあった?
いるま: ん~ん!!
らんに会いたくなっただけ!!
LAN: …そう。
ーいるま視点ー
なんで?
らんが好きになってくれない。
メンバーは好きになってくれた?
あれは本当のすき?
嘘の…スキ…、?
もう知らないんだから。
本気でスキにならせるんだから。
いるま: ね~?
なんでらんは俺の事を見てくれないの?
LAN: …ごめんけど、俺いるまのこと恋愛の眼中に無いよ
いるま: へ…、?
LAN:俺彼氏いるし。
いるま: でも…、でもっ、!!
LAN: 昨日メンバー全員とヤったんでしょ?
いるま: それっ…は、…
LAN: 冷たいこと言うけど、
そんな人の事、好きになれないよ。
いるま:そんっ、な……、
LAN: …冷たいこと言ってごめん。
相談ならいつでものるから。
いるま: …ありがとぉ、…!!!
気づけば顔が何かの水でぐしゃぐしゃになっていた。
…俺は今後一切キャラを作ることも、猫を被るのも、辞める。
「もう知らないんだから。」これは自分に向かってくる刃のブーメランだった。
いるま: はぁ~?
意味わかんねぇんだけど…。
LAN: これは~!!
いるま: はぁ~…。
もうこれ今後一切やりたくねぇわ…w
LAN: わかる~w
こうやって素で笑ってくれる君が好きだから。
リクエスト募集中!!
読んで頂きありがとうございました~!!!