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愁音さんの部屋「」
愁音)あんまり体格差はないし身長差が有るだけだからちょっとダボッとするだけだから安心して
魅津希)えっと……別に私の部屋から取りに行けば…
愁音)妹に自分の服を着せたいのは当たり前でしょ
魅津希)どういう事ですか…
愁音さんは「まぁまぁ、いいから〜!」と言って私の服を脱がして自分の服を着せて来た
魅津希)んぅ…凄い大きいです…
愁音)かっわいぃー!ほらほら!あとは上着着よ!
魅津希)わ、わかりましたぁ……
愁音さんの言う通り上着を着ると愁音さんは私にスマホを向けて写真を撮り始めた
魅津希)あにゅぅ……
愁音さんは私に色んなポーズを取らせてきた
猫ちゃんポーズとか四つん這いとか…ベッドでちょっと脚を開いて裾を抑えてとも言われたり…色々写真を撮らされたあとは愁音さんは部屋から出てどこかに向かってしまった
魅津希)んぅ…
暇で愁音さんのベッドの上でゴロゴロ〜として布団の中に潜ってモゾモゾとして暇を潰す
魅津希)…暇!
布団から顔を出して「暇暇暇暇暇!」と騒いでいると庭辺りから「ワンワンワン!」と犬が吠える音が聞こえた
魅津希)??
顔を出すとシェパードが吠えていた
魅津希)の、野良?
さすがに可哀想なので急いで庭に走って向かうとやっぱりシェパードが居た
魅津希)どうしたの……(すごい怪我…もしかして虐待されてたのかな……)
触ろうと手を伸ばすとシェパードは私の手を怯え凄い吠えてきた
魅津希)…そうだよね、怖いよね…
上から撫でようとせず頬辺りから優しく撫でると嬉しそうな顔をして私に懐いた
魅津希)よしよし、怖いね
シェパードは「クゥン…」と鼻を鳴らして頭をこすり付けてきた
魅津希)もう怖くないからね
シェパードは頭をこすり付け完全に安心しきっている
魅津希)……よし!このまま放置するのは私的に良くないし龍城さんに相談してみよ!
シェパードは首を傾げ立った私の傍により「片時も離れません!」みたいな凛々しい顔を見せてきた
魅津希)嬉しいなぁ笑(シェパードって賢いからすぐに躾とかも覚えるかな……)
シェパードをその場に座らせ私は龍城さんの所に向かった
龍城さんの部屋
魅津希)龍城さん!
龍城)んぁ”?
失礼を承知で部屋に入ると龍城さんがぽかんとした顔でこちらを見ていた
魅津希)に、庭に居たシェパードを飼いたいです!
龍城)……シェパード…?
部屋に入り窓を開け庭にいるシェパードを呼ぶとシェパードはイソイソと走ってこちらに向かって来た
魅津希)( *¯ ꒳¯*)フフン
龍城)こいつを飼いたいって?
魅津希)ですです!ちゃんと体綺麗にしますし私の方でこの子を病院に連れたりしますから…( ⸝⸝o̴̶̷̥᷅ ̫ o̴̶̷̥᷅⸝⸝ )
シェパードはブンブンと激しくしっぽを振って「ワフッ!」と鳴いた
龍城)シェパードってすっごいでかくなるぞ?散歩とか大変だぞ?
魅津希)お庭でお散歩とかできませんか…?
龍城)出来るけどよ…あのな、シェパードがどれだけ大変かお前わかるのか?
魅津希)ですけど放っておくのも私としては無理です!
シェパードは私の傍で「う”ぅぅ”ぅぅ…」とうなり始めた
魅津希)私は本気です!
シェパードを撫でしっぽを逆立てると龍城さんはしばらく黙り込んだあと「分かった、お前の願いだ…だが、そいつを飼うのはお前の身体が治るまでだ、それ以上は匿ってやんねぇ」と言ってくれた
魅津希).*・゚(*º∀º*).゚・*.ほ、本当ですか!?
龍城)あぁ、病院代も払ってやる、それに諸々の費用も出してやる
魅津希)ハワワワワ……そ、そこまでやってくれるのですか!
龍城)ま、完全に懐いてるしシェパードってのは運動能力が良いし忠誠心もいいからな、お前を守るのにはちょうどいい
と、言ってくれた
魅津希)で、でも守るって…
龍城)俺が学校の中に入っても守ってもいいがただの変態扱いされるからな、犬を連れて学校行け
魅津希)あ、えと…
龍城さんはその後「絶対連れていけ!それが条件だ!」と強く言われ渋々飲み込んでその後私はシェパードの体を洗って病院に連れていった