塾帰りにいつも通りのルートを歩いてると車からマスカレードムマスクを被った男が降りてきて雪菜の口を抑え無理矢理乗せた
「大人しく着いて来い。」
「んー!」
バタンと男はドアを閉めて走らせた。
「おいスマホ貸せ。」
「は、はい。」
ガタガタ震える右手でスマホを渡した。
「もしもし梅宮です。」
「お宅の娘を誘拐した1億用意しろ。」
母親は電話越しで
「1億ですか…?」と驚愕した。
「ああそうだ俺はファントムだ。」
男はファントムと名乗り電話を切り車から雪菜を引っ張り出し
古びた倉庫に連れて行った。
「な、何をするんですか。」
「何もしないよ。」
優しい口調でマスクを外し爽やかなハンサムな顔が露わにした。雪菜は思わず頬を赤らめた。
「あんたの父親に不正解雇されて憎んだよ。」ファントムの妖艶な手つきに気持ちよさげに目を閉じた。
2話へ続く
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