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ファントムはバイクにエンジンをかけた。
「スマホ貸せ。」
「はい♡」すっかり虜になった
雪菜はファントムにスマホを渡した。
「もしもし。」
「受け渡し場所は白浜付近だ。」
父親は涙声で「わかった。」と即答した。
「もう行くんですか?」
「此処で利口に待つんだ。」と軽くキスをしてヘルメットを被りバイクを走らせた。
「雪菜から連絡があったら出るんだぞ。」
「ええあなた気をつけて。」母親に見送られ座席に鞄を置き車を走らせ白浜付近に向かった。
雪菜はファントムが出かけてる間にスマホを鞄から取り出し通信ボタンを押した。
「ママファントムさんはパパに不正解雇されたことを憎んでるのよ。」
「そう場所は?」
ガタガタと唇を震わせて
「古びた倉庫だよ。」と答えた。
一方父親はファントムと白浜付近に落ち合った。
「約束の1億だファントム。」
「流石社長だな。」
鞄を受け取り耳元で「お前の娘とデキてる娘は俺に惚れたんだよ。」と囁いた。
「貴様…!」父親は怒りに燃えたが腹を殴られうずくまった。
「じゃぁな。」ファントムは不敵な笑みでバイクを走らせた。
「お帰りなさい。」
「おう。」
母親はフラフラになっている父親を抱えてソファに座らせた。
「さっき雪菜からファントムがあなたが不正解雇したのを憎んでるって連絡があったの。」
「そうか雪菜がストックホルムになってなぁ。」
母親は父親の言葉に驚愕した。
「あっ♡ファントムさん。」
「はぁ…お前の中良いねぇ。」
二人は足を絡ませて息を荒くしながらお互いの体を求めた。
「雪菜…どうして。」母親が涙する姿を父親はただ宥めるしかなかった。
3話へ続く