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恋 の 戦 。

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恋 の 戦 。

37 - 元生徒

♥

152

2024年01月09日

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37

「○○ちゃんよろしくね。」

『……はい、』



手塚さんにお願いされたら、断ることは出来ないから、ちょっと気まづいけど、接客をする。



『、、ご注文はお決まりですか』



「…いちごミルクで」

『えっ、? 』

「ん?」

『いや、、何も、』



いちごミルク、先生苦手って言ってたじゃん。

前、私のちょっと飲んだ時。

甘すぎ、って散々文句言ってたのに、


結局、飲むんじゃん、笑



『お待たせしました…、』


「なぁ、今日って何時?」


『今日は…8時です、』


「ん、わかった。」





急に、どうしたんだろ、

なんとなく、予想はついてる。

昨日のことだろう。きっと。




「○○ちゃん休憩入る?」

『はい!今からお昼ご飯です』

「了解ー。じゃあと俺やるね。」

『はい。』




休憩が終わって、もう1回仕事に戻って、

今日の仕事が終わって、ロッカールームから出てきて、先生の元へ行く。



『お疲れ様です、』

「…おぉ、おつかれ。」

『帰りますか?』

「あ、うん、」



昨日降っていた雨は、もう降っていない。

だから、気まづい。


「昨日は、悪かった」

『…』

「姫野?」

『あ…私も。言いすぎました、』

「いや、いいんだよ。」



ねぇ、先生。

謝って欲しかった訳じゃないけどさ、

先生はまだ、私の事、 生徒 だと思ってる?




「…俺さぁ、」



急に先生が語り出すからびっくりした。



『はい』



「…1回、先生に告ったことあるんよ」

『…えっ、。』



うそ、、

先生も、、なの。


「そりゃあ、断られたよ?」

『…そうなんですね、』

「…だからか、姫野の気持ちすげえ分かる。」

『……え、』



先生、私が先生のこと好きって、分かって接してくれてたんだ。

てっきり、忘れたかと思ってた。



「あ、!わりぃ、好きじゃないかもなのに、笑」


『…好きですよ、、』


「…そっか、」



好きですよ、

好きに決まってます、

渡辺先生なんだから、好きになるよ。


『…先生は、断られてどうしましたか。』

「ずっとアタックしてた、笑」

『…アタック、』

「そ。荷物運ぶのも、授業で応えんのも。」

「全部俺がやって、先生に近ずいてた。」


私と、同じだ。

私は、告白なんてできなかったけど。



けど、1つ、明らかに違うことがある。


私は、断られたら、アタックなんか出来ない。


「けど、その先生。亡くなったんだよ。」

『えっ……』

「しかも、夏休み中に。」

「だから、最後なんてなかった。それから、その先生のこと、なんとか忘れて、先生に。」


衝撃だった。

そっか、先生には、最後がなかったんだ。

またね がないんだ。

そんなの 私は絶対いや。


『…先生っ!!』

「…だからって、元生徒と付き合えない。」

この作品はいかがでしたか?

152

コメント

10

ユーザー

ちょっと、ドラマより先にこちらは展開するのか!?(笑)ダブルで楽しめちゃうじゃん!

ユーザー

すっごく気になります…!笑 主さんが作る物語全部面白いですよね!!

ユーザー

え、!? ちょっと先生さようなら要素入ってる?違ったらごめんっ!

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