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『…なんでっ、、』
私にとって先生は 元教師 で
先生にとって私は 元生徒 。
この”元” という言葉が、私達の関係を邪魔する。
「ダメだ。今は」
『…わかってます、、』
「…ごめんな」
『…いえ。すいません、』
そうだよね。常識的に考えたら、そうだよ。
先生と生徒の恋なんて、ダメなんだ。
例え、それは卒業しても
元教師と元生徒の恋、になってしまう。
・
『…あ、。雨、』
「…うわ、ホントじゃん。」
「どっか入るか」
『えっ?あ、はい!』
私達は近くにあった、レストランに入った。
どうせだから、ここで夜ご飯を済まそうとなった。
先生と食べる初めてのご飯は、
緊張でちょっとしか味がしなかった。
『ねぇ、先生。』
「ん?」
『…先生が好きになった先生は、可愛かった?』
「んー、可愛いってゆーか、真面目って感じ笑」
『へぇー、』
「あ、その先生も 姫野 って名前だったな」
『…えー!!すご、、笑』
「だよな、笑」
私達は、ご飯を食べ終わり、デザートを頼むことにした。
先生は最近、アイスにハマってるらしく、アイスを頼んでた。
私は、プリン。
『あ、私のお母さんも、先生やってて、』
「あー。言ってたな。」
『お母さんも、その学校の夏休み中に亡くなったんです、』
「…えっ、。」
『偶然ですよね、笑』
『あ、顔写真みますか?笑すごい似てるって言われます、笑』
私のお母さんの顔写真を見せたら先生が「えっ」って声を出した。
思わず私は、
『どーしました、?』
「…この人、お前の母なのか、?」
『…はい!笑お父さんは居ませんけど、』
「…うそだろ、、」
『なんですか、笑』
コメント
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え?こんなことある!?
翔太くんが好きな人って、、! 毎日楽しみにしてるよぉ!✊🏻❤︎