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第七章

俺は、ある一つの推理を立てた。

その推理が合っているかどうかを確認する為に和馬に1件のメールを送った。

すると和馬から、どうしてそんなこと、調べる意味ある?まあ調べとく!と返信が帰ってきた。

俺はありがとうと返信し、ある場所に向かった。

ある場所とは、警察署だ。

俺はどうしても一つ福田達央に確認しなければいけない事があった。

警察署に着き、事前に面会する事を伝えていたからなのか、かなりスムーズに福田達央と面会できた。



福田達央は以前より痩せ、目の下や顔から疲れが溜まって居ることが分かった。

「お久しぶりです。」俺は掛ける言葉がこれくらいしか思いつかなかったのだ。

「お久しぶりです。」福田達央はか細い声で言った。

「今日は、1つ確認したいことがあって会いにきました。」俺は、もっと前置きをすれば良かったと後悔した。

「何でしょうか。」福田達央は諦めたような声で言った。

「橋本健さんとはどういった関係ですか?」

すると、福田達央は隙をつかれたような顔をしてうつむきながらこう言った。

「気づいていたんですね。やはりあなたに隠し事は出来ない。」福田達央は少し笑ったように言った。

やはり?俺はその言葉に引っ掛かった。

「やはりとはどういう意味ですか?」

「俺は人の才能?と言うのか、優れている所が見えるんですよ。生まれつきです。あなたにあった時から貴方が人を見抜くのに冴えてることはわかっていました。」福田達央はそう言って、顔を上げた。その顔には絶望と希望が混じり合ったような顔していた。

「詳しく橋本健さんとの関係について話して頂けませんか?」

「健は浮気していました、相手は、俺です。」俺は理解が追いつかなかった。橋本健の恋人は福田達央の妹だろ?

「でも、付き合っていたとかそういうのではないんです。まあ、セフレ?みたいなやつでした。最初に誘ったのは俺だけど、まさか相手が乗ってくれるとは思わなくてその関係が続いちゃった。みたいな感じです。でも、それが美羽の彼氏だとは知らなかったんです。ことを終えてから知ったんです。俺は美羽にそのことが知られたくなかったんです。だから必死に隠しました、でも美羽も浮気して居ることに気がついたんです。だから、俺も浮気していいんだなと安心していたら、美羽は殺されたんです。」福田達央の目には涙が溜まっていて今にも溢れてしまいそうだった。

「殺されてしまった、やはり犯人は貴方ではないんですね。」

「はい、犯人は俺じゃないです。やはりそれにも気がついていたんですね。俺は健が美羽を殺したと思ったんです。だから、健を守りたかった。妹を殺したのは許せなかったけど、だけど、俺を受け入れてくれて、優しくて、俺の初恋の相手だったから。守りたかった。命をかけて」福田達央は泣いていた。

「なぜ橋本健が美羽さんを殺したと思ったんですか?」

「実はその日、健と会う約束をしていたんです。でも急に、今日やっぱり会えないって言われたんです。しかも、その日の前日、美羽と電話で口論していたから、健が殺したんじゃないかなって思ったんです。」福田達央はまた、下を向いた。

「なぜ、松島さんは俺と健の関係に気が付いたんですか?」福田達央は言った。

「橋本健さんのつけていた時計があなたのつけている時計と同じだったからです。しかもお互いのイニシャルが彫られたね、橋本健さんの時計にはTが彫られていて貴方の時計にはKが彫られていたから。」そう言うと福田達央はゆっくりと自分の時計を見た。

「つけてくれてたんだ。」そう言って福田達央は泣きながら笑った。


次の日、福田達央は無罪が証明され、代わりに橋本健が目をつけられ、事情聴取に追われていた。

俺は、自分の立てた推理を証明する為に福田美羽の住んでいたアパートの向かった。

この事件は、いろいろな感情が混ざり合って起こった殺人事件なのかも知れない。

犯人は、いったい誰なんだろうか、

実の所俺は、合鍵の件に関してはもうほぼ解決済みなんだ。

それが本当に成り立つかどうか今から確かめに行く所だ。

福田美羽のアパートにそろそろ着きそうだと言うところに1件の通知が来た。

和馬からだ。俺はポケットからスマホを出し、和馬とのトーク画面を開いた。

この前調べてって言ってたやつだけど、何でわかったの?ほんとは検討ついてたんでしょ?

栗崎理波と福田美羽が同級生だってこと。

やっぱりか、どこかでこの2人は関わっていると思っていたが、まさか同級生だったとは。

俺は和馬にさあねと返信し、福田美羽が住んでいたアパートへ向かった。

福田美羽が住んでいたアパートに着くと、俺は事前に貰っていた鍵で福田美羽の部屋に入った。

相変わらず前来た時と何も変わって居ない様子だった。

俺は、福田美羽の部屋でやりたかったことを30分ほどで終えると、部屋を出て

栗崎理波の住んでいる部屋へと向かった。

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