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第八章

ピーンポーン

「栗崎理波さんいらっしゃいますか?」俺は、部屋に明かりがついていたのをさっき確認している。

「はい。何ですか?」栗崎理波は低く、迷惑と言われているような気分になった。

「少しお話があって、時間があったらお話しできますか?」そういうと栗崎理波は無言でドアを開け、入れと言わんばかりの目を向けてきた。

栗崎理波の部屋の間取りは福田美羽の部屋の間取りと変わらないが、栗崎理波の方が家具などに力を入れているのか、綺麗に見える。

「今日はなんの用ですか?」栗崎理波は相当俺が来たのが嫌なのだろう。

「福田美羽さんと同級生ですよね?」そう言うと栗崎理波は身体をぴくりと動かし、

険しい顔になりながら、

「そうですけど何ですか?」と栗崎理波は開き直ったような声で言った。

「なぜあの時言わなかったんですか?」

「面倒臭いのよ、どーせ私は関係無いしね。私、あいつと喋った事もないわよ」栗崎理波は他人事だとでも言いたそうに俺を見てきた。

「ではなぜ、卒業写真にあなたと福田美羽さんのツーショットが載っていたんですか?」実は、福田美羽が残していた卒業アルバムの中に栗崎理波とのツーショットが入っていたのだ。

「知らないわよたまたまじゃない?」栗崎理波は早口で言った。

「なぜ話していただけないんですか?何かバレても悪いことでもあるんですか?」そう言うと栗崎理波はそんなものないわよ、あるわけないでしょ、と怒鳴った。

あるなら正直に話してください。お願いします。と言いたいところだったが、俺は事前に和馬に調べて貰ったことを話した。

「福田美羽さんと栗崎さんは高校生から3年間クラスが同じだったそうですね。当時の担任の先生に聞いたところ、、」と俺が言いかけた時、

「もう良いわよ!話すから!」と栗崎理波は机をバンッと叩き荒い声で言った。

俺は少し驚いたが話してもらえると言うなら好都合だ。

「何?どこから話せば良いのよ?」栗崎理波は苛立ったように言った。

「栗崎さんと福田美羽さんはどのような関係だったんですか?」

「仲、良かったわよ。すごい良かった、でも、美羽が人をいじめるようになってしまったの。それをきっかけに私は美羽とあんまり関わらなくなったの。でも、、」そう言いかけたところで栗崎理波は泣き始めた、声を出しながら泣いていた。

「で、でも私、美羽のことが大好きだった、学校に馴染めなかった私に、声をかけてくれて、仲良くしてくれて、そんな美羽が私は大好きだった。その後も美羽のことが嫌いになれなかった。」栗崎理波は当時のことを思い出しているのか辛そうだった。

「だから、私は美羽を殺した犯人を許さない、私は美羽を殺したりしない、」栗崎理波は震えていた。

「よくわかりました。で、美羽さんにいじめられていた人は誰だかご存知ですか?」

「知らないわよそんなの、」栗崎理波は投げやりに答えた。

「もう一つ質問です。原義十さんと付き合っていましたよね?」俺が聞くと、栗崎理波は怒ったように

「ええ、そうよ。昔の話だけれど。」と言った。

「なぜ別れたんですか?」この言葉に栗崎理波は反応し、

「あ、飽きたのよ深い意味はないわ。」と言った。

「そうですか。」俺は、何かあるな、と思いながらも、今日はこの辺しておくことにした。

「今日はわざわざ時間をとってくださってありがとうございました。」栗崎理波はやっと帰るのかという目で俺をみてきたが、

「思ってたよりも話しやすい人でよかったです。」と栗崎理波はいった。

お世辞だろうかとも思ったが、そんなようには見えなかった、本心?だろうか

「また何かあったらきます。」俺が言うと、

「もう来ないで良いことを願っています。」と栗崎理波は少し微笑みながら言った。

「ではまたいつか。」と言って栗崎理波はドアを閉めた。

栗崎理波の部屋を出て少し経つと和馬から電話がかかってきた、

「もしもし」

「悠一、悠一の言うとおりに栗崎理波の同級生に会ってきたよ。」和馬の声はいつもより低く電波が悪いせいか少しかすれていた。

「ありがとう。それで?どうだった?」俺は、何か分かったから電話をかけて来たのだろうと期待していた、

「そのことなんだが直接会って話せないか?」和馬は今すぐにとでも言わんばかりに場所を言い10分後には着くと良い電話を切ってしまった。

一体何があったんだ?と思いながら和馬との待ち合わせ場所に向かった。


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いつも読ませて貰ってます!続き待ってます!

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