TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

転生特典のスキルは最強だった

一覧ページ

「転生特典のスキルは最強だった」のメインビジュアル

転生特典のスキルは最強だった

7 - 第7話「神託の影と、新たなる監視者」

♥

8

2025年06月04日

シェアするシェアする
報告する

第7話「神託の影と、新たなる監視者」
王都・聖光教国の大聖堂――

神の意志が宿るとされる聖なる空間にて、

神官たちは今朝の祈りを捧げていた。


「……この空に、聖光あれ……」


だが、その中心に立つひとりの神託者が突然目を見開く。


「ッ……神託が、降りた……!」


彼の声が、静寂を破った。


◆ ◆ ◆


同じころ――


アレスとリアは、冒険者ギルドでの依頼帰りに、ささやかな夕食をとっていた。

パンとスープ、そして少しの干し肉。ささやかながら、彼らにとっては“勝利の味”だった。


「ふふ……あの依頼、成功して本当によかったね」


「うん。まだまだ最強のスキルの全貌はわかってないけど、

リアの〈共鳴〉があると、力が解放される感じがするんだ」


「そ、そうかな……?」


照れくさそうに笑うリアの前で、アレスは真剣な顔をする。


「本当に、リアがいてくれて助かってる。……ありがとな」


その言葉に、リアは言葉を詰まらせ、小さくうなずいた。


だが――その穏やかな時間は、長くは続かなかった。


◆ ◆ ◆


ギルドの奥。

ギルドマスター室の扉の向こう、数人の男たちが密談を交わしていた。


「“最強スキル”と“共鳴の少女”か……」


そう呟くのは、ギルド本部から派遣されてきた男。

顔に無精髭を蓄え、灰色のマントを羽織るその姿からは、只者ではない空気が滲み出ていた。


「記録にある“神託候補”と一致している可能性がある。

勇者アレスと奴隷少女リア……この二人を、監視対象とする」


「承知しました。尾行部隊を配備します」


「……だが、気をつけろ。下手に刺激すれば、“あのスキル”が暴走するかもしれん」


◆ ◆ ◆


その夜――


アレスとリアは安宿の小さな一室で、ベッドの端と端に分かれて眠りについていた。


だが、アレスは眠れず、窓から夜空を見上げていた。


(この世界は、思ったより複雑そうだ……)


レベル1、ステータスオール1。

それでも戦えたのは〈最強〉スキルと、リアがいたからだ。


(スキルの真価を知るには、もっと戦って、経験を積むしかない……)


彼の決意は、次第に“戦う者”のそれへと変わっていく。


そして同じ空の下――

黒いフードを被った謎の人物が、アレスたちの宿の屋根の上で呟いた。


「……見つけたよ、“最強の勇者”」


月明かりの下、その目は薄く光っていた。


《第8話へ続く》


転生特典のスキルは最強だった

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

8

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚