【視点なし】
≫「一般兵士諸君、お疲れ様。
今回の戦争も無事勝利。そして、我が軍の幹部が対象の保護もすることができた。
これは兵士諸君のサポートあってこそだ。
私が保証しよう。
今日から一週間は休暇を設ける。
本当にお疲れ様。たっぷり休んでくれ。」
総統からの力強い言葉が全体共有インカムで流れる。
泣いて喜ぶ者やドヤ顔で成果を友人に話す者
兵士が集まる場所は次第にそんな明るい言葉で埋め尽くされる。
…しかし、それと対象的に。
「出血が酷い…これはまずいな…ッ!!! 」
「ガーゼ押さえます!!」
「血液型わかった??!」
「はい、今!!! 」
「輸血急いで!!」
「血圧著しく低下してます!!!」
「出血収まりません!!!」
zmという男を乗せた車の中で、snという医療担当幹部の男が懸命にできる最善を尽くし、対処していた。
しかし、その頑張りも虚しく、国に車が到着し、手術室に運ばれてからもzmの生存の希望は薄れていく。
想像以上
そんな言葉がzmにはぴったりだろう。
戦いにおいての体術、剣術などはもちろん、
特定のことに対しては特別頭の切れる人であるし、
思いやりのあるまさに想像以上の人間である。
その一方で心や体に背負った傷もまた、想像以上であった。
ああ、話が逸れてしまったな。
それで、一般兵とは対象的に、幹部・総統が集まる部屋ではどんよりとした空気が流れる。
誰もが息がしづらいと感じる。
戦争に勝ったのに。
特別大きな負傷をしたものは数名で済んだのに。
もうwrwrd国に並ぶ可能性のある国はないのに。
誰一人笑顔を見せない。
誰一人口を開かない。
【gr視点】
それにしても、今回の戦争でA国から得られたものはないに等しいものの、何よりもzmがでかかった。
ひと目見て美しい戦闘技術に目を惹かれた。
それは我が国が誇る書記長様も同感だったようだ。
我が国のさらなる発展の為にも。
そして、何よりもzm自身の為にも。
是非とも我が国に迎えたい人物であると考えていた。
A国には勿体なさすぎた。
もっとうまく彼を自由に。
そうすれば彼自身の幸福や更なる成長・成果が期待できたであろうに。
それにしても、zmは思っていたよりも怪我が酷い。
手術中もsnから伝言だと医療班の一人が総統室にやってきた。
なんでも、肺を貫かれ、全身を到底耐えれない電流を流され続け、腕をナイフで刺され…
そして恐らくA国での訓練時にできた・あるいはやられた外傷の数々…
血液検査からわかる人体改造など。
gr「はぁぁ……」
tn「はいgrさん51回目のため息やで。」
ut「…tnち、数えてたん?」
tn「まあな。こんなに目の前ででっかいため息つかれたらそりゃ数えたくなるわ。」
gr「そうなのか…」
tn「そうや」
戦場から帰ってきた幹部がぞろぞろと報告に総統室にやってくる。
普段はあんなにはっちゃけているやつらでも、疲労があるにしてもこんなに静かになるものかと心の隅で思う。
一通りsnと治療の為医務室にいるshpを抜く全幹部からの報告が終わった。
今回の戦争で唯一致命傷を負ったshpには付き添いでciを行かせた。
まだ目覚めないようだ。無理もない。
ciにも無理をしないよう言っておこう。
snだが…彼は今も手術室で頑張っている。
まだ彼の戦いは終わっていないのだ。
一刻も早く無事に終わったとの報告が欲しい。
終わったら甘味でも誘ってみようか。
そしてその他の幹部だが、いつもなら報告が終わり次第解散にしているところを今日は呼び止めて総統室に居るように言っている。
沈黙が流れている。
戦争に勝ったということで、今日の街はいつにも増して賑わっている。
静かな部屋にその声がよく届く。
いつもは聞こえないはずなんだが。
「「「……」」」
それにしても元気がないな。
まぁ、気にしているのだろう。zmを。
「zmが居なかったら、emさんは確実に連れ去られてた。」
「zmが居たから、俺らはshpの所へ早く駆けられた。」
「情けない話、zmの速さについていこうとして、走るのが速くなっていた自覚がある。」
「「それなのに俺らは何もできんかった。」」
そうknとshoが報告してくれた。
眼前の幹部を見るも、未だに沈黙は続いており、全員顔は伏せている。
先程少しの会話を交わした二人も顔を伏せるだの外を呆然と見るだのしている。
gr「…元気がないな?」
tn「まあ、そりゃそうよな。特にem辺りは。」
その言葉で全員の視線がemへと向けられる。
em「…、ふっ、ずずッ…」
emは目元を手で擦って鼻を啜っていた。
kn「エ゜!!!??em泣いとるゥ!!!」
sho「うっさいわknァ!!!」
ut「ふっはははッ笑」
あぁ、その調子だ。
会話に活気が出てきたな。
gr「em,snは腕の立つ医者だ。俺が保証してやる。どうして泣いているんだ」
em「だってェ゛!!…zmさ゛ん゛がァ……ズビ」
rbr「emさん1回落ち着きぃや。プロテイン飲むか??」
ut「ふは、今絶対ちゃうやろ笑」
em「はい…頂きます…… 」
sho「えぇ!?飲むんかい!!」
笑いが起こる。
やはりこうでなくては。
そしてemが言うにはこういうことだ。
「私ががばがばで連れ去られたせいでzmさんが怪我を追ってしまった。 」
「最後まで私を庇ってくれた。」
「まだお礼も言えていない。」
そして
em「私は絶対にzmさんを仲間にしたいです」
泣きやんだあと特有の息の吸い方をしながらはっきりと主張した。
gr「…と言っているが、他はどうだ?」
kn「俺は賛成やで。
比較的間近にいたけどアイツは化物としか言いようがないわ。それに、俺らと笑いの波長も合うで。」
sho「な。俺も賛成。emさんのハゲネタで笑っとったで笑」
rbr「ホワァ↑↑
お前らそんなこと話しとったんか笑
んーまあ俺はぶっちゃけ戦闘のシーンを見たわけでもないし、喋ったわけでもないから皆に合わせるで。
話聞いてる感じ悪い奴でもなさそうだし。」
ut「僕も見たわけでも喋ったわけでもないからなぁ……あの三人があそこまで言うんやったら引き入れて間違いないと思うで。」
gr「そうか…tn氏は??」
tn「ん?俺は既にzmの戦闘技術に惚れてる」
gr「あぁ。俺もだ。
ここは満場一致で引き入れる1択で良さそうだな?」
em「……!!!」
俯きがちだったemの顔が晴れ、俺をまっすぐと見つめる。
いやだな、なんか照れる。(真剣)
ジジッ
耳元でインカム特有の砂嵐の音がする。
≫sn「手術終わったよ。」
冷静な声だ。
頼む。
無事に成功していてくれ。
gr「…容態はどうだ?」
≫sn「なんとか成功。
本当にギリギリだった。緊急治療室で寝てるよ。きっとまだまだ目を覚まさない。
何よりも、感謝を言わせてくれ。
あの時皆が協力して医療班・手術用車を手配してくれたり、応急処置をしてくれたり、電流止めてくれたり…。
何か一つでも欠けていたら、絶対に助けられていなかった。
本当にありがとう。みんな!!」
gr「いや…お礼を言うのは俺らの方なんだぞ。戦争が終わってからも今の今まで戦い続けてくれて感謝する。
お前は俺が誇る医者だ。ゆっくり休んでくれ」
ジジッ
≫sn「はは、そりゃ嬉しいね笑 」
ぷつ
インカムが切れる音がする。
目の前の幹部に笑顔が伝染する。
kn「おうおう良かったなemゥ!!!!」
そう言って隣りに居たemの肩に手を回すkn。
アイツは本当に雰囲気を良くしてくれる。
我々のムードメーカーだなとつくづく思わせられる。
sho「ヘイヘイそう言ってknさんもかなり嬉しいんやないの???笑笑」
ut「knヘイヘーイ!!! 」
そう言って二人もemとknに抱きつく。
kn「A゛HAHAHAッ!!!うっさいわ離れろや!!!」
満更でもない顔で言う。
説得力がないな笑
rbr「お前が一番うっさいわ耳キーンなるて!!!
ってお゛わァァッ!!!!」
ut「う゛お!!!emさん魂抜けて抜け殻なってもうてるやん!!!」
sho「ふはははッ!!!感情の変化すごいな笑笑笑笑」
20分前とは比べ物にならないくらいの活気が部屋を飽和させる。
隣の書記長をちらりと見ると右手で小さくガッツポーズをして微笑ましそうな顔をして彼らをみている。
gr「お前、混ざってきたらどうなんだ?」
tn「は?いやいや、僕はもう大人ですから」
gr「えぇ?某名探偵も『見た目は子供、頭脳は大人』って言うんだ。
ほら、混ざっていいぞ(?)」
tn「はァ??意味わからんて!!」
gr「ん?じゃあ、これか??
『よし』」
tn「だぁかぁらッッ!!!僕は犬じゃないですーーーーー!!!」
ずい、と腰を折って顔を多少近づけてそう言われる。
目頭にシワが寄っている。
gr「そうか、では、別のお願いをしよう。」
tn「は?なんです??」
gr「インカムで言ってた『僕は尊敬する人らnッ「あーあー!!!!!何も聞こえない!!何も聞こえないです僕はァ!!!」
gr「だから、『僕h「ちょっとgrさんお口閉じましょうね??」
総統である俺の口に手を当てられる。
gr「…ふはは笑笑」
tn「んはは笑笑笑」
さっきまでシワが寄ってた顔が一気にへにゃりと歪む。
いつの間にかぎゃいぎゃいと言っていたkn達がこちらを見ていた。
そして、目を輝かせてこちらに近づいてくる。
sho「えええ??tnさん、何て言ったんすか??笑ええ??」ニヤニヤ
ut「あらあらtnちもがばったのかにゃ??なーにをいったのかしらねshoさん??笑笑笑」ニヤニヤ
sho「ええ、utさん?笑笑笑」ニヤニヤ
tn「黙っとれぃお前らァ!!!書類増やすぞァ!!!」
ut「ひぇ、しゅみましぇん」
sho「大先生萎縮してやんの笑笑笑笑笑」
やはり、この軍団は賑やかなのが一番似合う。
はやく、はやくこの仲間に一つのピースが加わってほしい。
どこかで感じていたなにか足りないものが埋まるかもしれない。
ああ、楽しみだ。
はやく目覚めてほしい。
直接話したい。
あの戦闘技術を間近で見たい。
新たなスタートを切る日は近づいていると俺は確信している。
gr「…やっぱりtn氏言ってほしいんだz「言わんって言っとるやろッッ!!!!!」
皆さん1週間ぶりですね(確信犯)
投稿遅くなってずびばぜんでじだ。(特大謝罪)(これ毎回言ってる気がする)
思ったんですけど、ほか作品は13話くらいで完結してるんですよ。
これだけ長くないかにゃ???
原因はわかってるんですよ!!!一回一回の進展が少ないんですよ!!!(大声)
はいまあそんなことはどうでもいいんですけど。
前回はたくさんのコメントくださってありがとうございます(大感謝祭)
語彙力についてのコメントが多くて、すんごいうれちい
国語の授業って大事なんだなぁって思いましたねはい。
あとはまあ、テスト週間なんて滅べばいいと思います。(突入)