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コンソメパン
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めかぶぷりんさん、16話お疲れ様です! 体育祭の嫉妬ラッシュ、めっちゃ熱かったですわ…🔥 特にあべさくのシーン、普段あんなに冷静な阿部先生が佐久間くんを壁ドン?みたいに連れ去るところ、ガチでドキドキしました。先生の余裕なくなる感じ、めちゃくちゃ刺さります。 他のカップルの嫉妬もそれぞれのカラー出てて最高でした。続き、気になる〜!
ラウールsaid
ラウール「……はぁ。本当に、うちの学校の教師陣は、生徒に『怪我するなよ』って注意を促す前に、自分の視線から出ている殺気にも似た独占欲をどうにかしたほうがいいと思う」
私立雪男学園の校長室。……ではなく、ここは熱気に包まれた秋のグラウンドの片隅にある本部テント。僕は校長特権の特等席で冷たい炭酸水を一口すすりながら、手元のタブレット(無音高画質カメラ搭載)の画面を鋭く見つめていた。
夏休みが明けて始まった新学期。今日のメインイベントは、学園中が最も熱くなる「体育祭」なんだよね。普段は付き合っていない(※めめこじを除く)という建前のもと、大人の理性を必死に保っている我が校のイケメン教師陣だけど、今日はその理性が完全に大ピンチ。なぜなら、男女問わずめちゃくちゃモテるうちの受け組(生徒たち)が、体操服姿で汗を流しながら大活躍するもんだから、他のクラスの有象無象の生徒たちが「あの子可愛くね?」「後でLINE聞こうぜ」なんて群がり始めてるわけ。これには、普段はクールに構えている教師陣も、嫉妬を隠しきれずに目が完全に据わっている。
学校というパブリックな場所だからこそ生まれる、このドロドロとした独占欲の嵐。校長として、これほど見応えのある収穫祭はない。まずは、部活対抗リレー直前の招集テント。
目黒「康二、お前次のレース走ったら、速攻で写真部のテントに戻れよ。他のクラスの奴らがさっきからお前のこと見てるから」
向井「え〜? 目黒先生、なんでそんな怖い顔して怒るん? 俺、みんなに応援されてるだけやで?」
水分補給の給水所で、社会科の目黒蓮先生が、ゼッケンをつけた一年生の向井康二を引き留めていた。康二は人懐っこくてモテる人気者だけど、本人は相変わらず自分の魅力に無自覚だ。すでに極秘の恋人同士になっている目黒先生だけど、他の男子生徒が康二の肩に手を回そうとした瞬間、普段の少し抜けた優しいトーンが完全に消え失せて、男らしい余裕のない、冷徹な教師の目でその生徒を睨みつけていた。康二は「まだダメなんちゃうん?」なんて学校では正論を言うけれど、めめのこのガチな嫉妬の視線には、流石にドキッとしたように初心に顔を真っ赤にしている。
救護テントの裏
渡辺「……なぁ、宮舘先生。俺、さっきの障害物競争でちょっと足ひねったんだけど」
宮舘「翔太、無理しないでって言ったでしょ。ほら、こっち見せて。……他の一年生男子が君に付き添おうとしてたけど、俺がいるから必要ないよ」
美容オタクで肌がピッカピカな三年生の渡辺翔太が、少しぶっきらぼうに宮舘涼太先生に足を差し出していた。渡辺もバスケ部の幽霊部員のくせに運動神経が良くて大モテのイケメンなんだけど、宮舘先生の前では完全に形無しだ。宮舘先生は物静かで落ち着いたトーンのまま、渡辺の足首に氷嚢をあてがっている。スマートだけど、翔太に話しかけようとしていた他クラスの生徒たちを、男らしい圧倒的な威圧感で退散させたばかり。渡辺はそんな宮舘先生の露骨な独占欲に、完全にキャパオーバーの初心な顔になってツンデレを発動していた。
さらに、生徒会本部の裏を見れば。
岩本「深澤、お前またサボって競技に出てないだろ。バスケ部も幽霊部員で、体育祭の運営もサボる気か」
深澤「あ、岩本先生〜。そんなに怒らないでくださいよ。俺、生徒会長として全体の進行を代弁……って、うわっ!?」
体育教師の岩本照先生が、深澤辰哉の細い腰を強引にグッと抱き寄せ、自分の後ろに隠した。深澤が他クラスの女子生徒から
モブ「深澤先輩、一緒に写真撮ってください!」
と囲まれていたのを、岩本先生が厳しい態度で割って入ったのだ。岩本先生は、怒りと独占欲で強張っているのが丸分かり。「付き合うのは卒業してから」と自分を律しているはずの岩本先生だけど、
深澤「岩本先生、嫉妬してくれたの?」
と甘えた瞬間、必死に顔を真っ赤にして初心に俯いていた。先生のほうが先に限界を迎えて折れそうなのは相変わらずだね。そして、僕が今日も熱心に焦点を合わせているのが、3年の応援席の裏。お互いにまだ付き合っていないはずの、じれったい秋の学園行事。ここから、お兄ちゃんたちの不器用な恋の歯車が、砂ぼこりと嫉妬の熱気の中で、さらに深く回り出そうとしていた。
阿部said
阿部「佐久間、次の応援合戦の出番でしょ。メガホン忘れてるよ。ほら、しっかり持って」
佐久間「あ、あべちゃん!……じゃなくて、阿部先生! ありがと! 俺、あべちゃんのために全力で声張ってくる!」
秋晴れのグラウンドの裏、3年の応援席の後ろ。俺は理科の救護・見回り担当として白衣を羽織りながら、体操服姿でピンクの髪を揺らしている佐久間に声をかけた。佐久間は放送委員会会長を務める三年生で、成績は良くないけれど、その真っ直ぐで明るい人柄から、男女問わず誰もが惹かれずにはいられない大モテの生徒だ。そして俺は、理科教師の阿部亮平。夏祭りのあの夜、浴衣の帯を引き寄せてから、俺たちの距離は確実に変わった。付き合うのは卒業してから、と自分に言い聞かせてはいるけれど、今日の体育祭は俺のその理性をこれでもかと狂わせにきている。汗で少し濡れた肌、短パンから覗く細いけれど引き締まった足。その眩しすぎる姿に、他のクラスの男子生徒たちが
モブ「佐久間、後でお弁当一緒に食べようぜ」
モブ「写真撮ろう」
と次々に群がっていた。佐久間が笑顔で「いいよー!」と答えようとした、その瞬間だった。俺のなかの「大人の理性」が、信じられないくらいの音を立ててみしみしと音を立てて崩壊した。俺はいつものあざとい笑顔を完全に消し去り、佐久間の手首を男らしく、かなり強引な力加減でグッと自分のほうへと引き寄せた。そのまま、他クラスの生徒たちから見えない社殿の影へと連れ去る。
佐久間「っ、うわっ!?……あべ、せんせ……っ?」
佐久間は驚いたように目を見開いて、俺を見上げた。普段は元気いっぱいの彼だけど、俺が少し低い、真面目なトーンの声で視線を固定すると、一瞬で顔を真っ赤にして照れた。
阿部「阿部先生って言えるようになったのは偉いけどさ」
俺は佐久間を壁際に追い詰めるように距離を詰め、その細い腰をグッと引き寄せた。
阿部「佐久間、俺がどれだけ我慢してるか、分かってる? 他の奴らの前でそんな無防備に笑って、お弁当まで一緒に食べようとするなんて、俺、教師じゃなかったら今すぐお前をここに閉じ込めてるとこだよ」
佐久間「っ、あべちゃん……っ//」
余裕のなくなった佐久間の口から、小さく掠れた声が漏れた。インテリで普段は優しい先生のつもりだけど、他の男たちが佐久間に触れようとするのを見た瞬間、自分の中にこれほど醜い独占欲と嫉妬が渦巻くなんて、俺自身、計算外だった。
阿部「卒業まで待つって約束したけど、他の奴にお前を触らせるつもりは1ミリもないから。分かった?」
佐久間「うん……っ。俺も、あべちゃん以外、誰も見てないよ……っ」
俺はあざとにやりと微笑むと、佐久間のピンク色の髪を優雅によしよしと撫で回した。大きな手のひらの温かさが伝わったのか、佐久間は恥ずかしそうに俺の白衣の胸元をぎゅっと力任せに掴んで、真っ赤になった顔を押し付けてきた。付き合いたいと願う生徒と、卒業まではダメだと自分を律するはずの教師。だけど、他の生徒たちの乱入によって、その鉄壁であるはずの境界線は、俺のなかの激しいジェラシーによって完全にねじ曲げられようとしていた。
目黒said
モブ「起立、礼。ありがとうございました」
体育祭の閉会式が終わり、各クラスのテントで解散の指示が出る。夕暮れのグラウンドに砂ぼこりが静かに沈んでいく中、俺は出席簿を片手に、社会科準備室への廊下を歩いていた。(……マジでイライラしたな)新任の社会科教師として、初めて参加した学園の体育祭。生徒たちが団結して汗を流す姿は本来なら微笑ましいはずなのに、俺の頭の中は、最初から最後まで一番前の特等席にいるアイツのことでいっぱいだった。向井康二。俺が「学園内限定・極秘の恋人同士」として、夏のプールで強引に引き寄せた特別な一年生。今日の康二は、写真部としてカメラを構えてグラウンドを走り回っていた。女子からも男子からもモテる人気者だとは分かっていたけれど、いざ目の前で、他クラスの上級生や男子生徒たちが康二の肩を組んだり、「康二、可愛いな」なんて頭を撫でようとしているのを見た瞬間、俺のなかの大人の理性が完全にブチ切れた。
モブ「目黒先生、お疲れ様です! 今日の歴史の課題、明日提出で大丈夫ですか?」
通りかかった他の生徒の声に、
目黒「ああ、よろしく」
とな表情を崩さずに答える。だけど、心の中の猛烈な独占欲は全く収まっていなかった。ガラガラ、と社会科準備室のドアを開ける。
向井「失礼します、目黒先生……っ」
待っていたのは、まだ体操服姿のまま、カメラを首からさげた康二だった。「康二」俺はドアを閉めると同時に鍵をかけ、大きな一歩で距離を詰めると、康二の細い腰を強引に、でも壊れ物を扱うように優しくグッと自分のほうへ引き寄せた。
向井「っ、うわっ!? め、目黒先生……!? 何すんの、まだ学校の中やで……っ」
目黒「うるさい。俺がどれだけイライラしてたか分かってんの?」
俺は少し低い、いつもより真面目なトーンの声で、康二の顎を大きな手で優しく持ち上げた。康二は初心に照れまくりながらも、必死に俺の胸板を手で押さえて距離を取ろうとしている。
向井「だって、先輩らが『康二、足速いな』って褒めてくれただけやんかぁ……っ」
目黒「その先輩、お前のこと可愛いって目で見てた。……康二、学校の中では先生と生徒だけど、他の奴にお前を触らせるの、俺は絶対に許さないから」
「付き合うのはまだダメなんちゃうん?」って最初は正論を言っていた康二だけど、俺のこの男らしい余裕のない、本気のジェラシーに触れて、最後は顔を真っ赤にして、俺の胸元をぎゅっと力任せに掴んだ。
向井「っ、目黒先生のバカ……。俺だって、めめが他の女子生徒に囲まれてるの見て、ちょっと寂しかったわぁ……っ」
康二は小さな涙を少し潤ませながら、俺の胸元に顔を押し付けて小さく本音を漏らした。その愛おしい言葉を聞いた瞬間、俺の独占欲は心地よく満たされ、康二の頭を愛おしそうによしよしと撫で回した。卒業までは形だけの関係。だけど、この夕暮れの準備室の中で、俺たちの秘密の関係は、他人の視線をすべて遮断した甘い熱気と共に、さらに深く、激しく溶け合おうとしていた。