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皐月side
俺、皐月蒼真は両親を1年前に亡くした。
交通事故で前の席に乗ってた両親は即死だった。
俺は割れたガラスで左眼に刺さり視力を失い、ヤクザかのように縦線に傷が付いた。
背中には車が爆発し火傷で酷いケロイドを負ってしまった…。
まぁ、過去の事だし恨んでも意味が無い、両親が亡くなったのは悲しい事だ、すごく優しくて暖かい人達だった…。
その家族が急に居なくなって、両親の莫大な遺産だけ俺の手元に残った…。
金より両親が居てくれればと何回思った事か…。
何度も何度も声にならない叫び声を上げた、でもどんだけ悔やんでも悔やんでも還って来ない。
知ってる、だから俺は1人のらりくらりと息をすることにした…。
何度か電車を乗り継いで、ここで降りてみようと思ったとこがまこち街だった。
街に入る前に妙な看板を目にした
これより先、人を傷つける者
物を壊す者
悪意を持ち込む者
何人も例外なくボウフウリンが粛清する
へぇー、そうなんだ、俺にとっちゃどうでもいいけど…、まぁ平和に暮らせるなら何でもいい。
俺はそのまま街へと進み出した…。
この街は栄えてるんだなぁ…。
どこ歩いても皆優しそうで明るい、みんな幸せそうだな、何も考えてないのが腹立つ。
俺はこの街の人間と仲良くなれそうにないな…。
好きな事も趣味も何も考えれなくなったなぁと考え事していたら前から歩いてきた人とぶつかってしまった
チンピラ「いってぇな!!骨折れたんだけど??金くれよ」
皐月『……(この時代に言う奴初めて見た、希少種だ)』
チンピラ「黙ってんじゃねーぞ!!」
チンピラは俺に向かって拳を当てに来た
皐月『(おっそ)』
反射的に俺は右脚をチンピラの顎に蹴り上げた。
皐月『(あー、やりすぎたな、まぁでも先に向かってきたのそっちだししゃーなし、さいなら〜)』
それから向かうとこ度にチンピラに巻き込まれるわ、喧嘩に巻き込まれるわ何なんだ!!
楡井side
楡井「知ってますか!最近変な噂が出てるんです!」
桜「はぁ?噂?」
蘇芳「俺も少し聞いたことあるな…」
梅宮「何だ何だ?俺も混ぜてくれ!」
楡井「うっ!梅宮さん!!?お、お疲れ様です!」
梅宮「あー、いい、それよりその噂聞かせてくれよ」
楡井「ああ、はい!どうやら外から来た人みたいで、喧嘩してる所を助けたり、一般人を助けたりしてるみたいです…、風鈴生にも助けてくれてお礼を言おうとしたらもう姿が無かったと……。」
梅宮「そりゃぁ本人を捕まえなきゃな、俺らが守れてない時間やその場に居なかったのに助けてくれたんなら礼は言わなきゃな…。」
楡井「ですが、ちゃんとした格好も曖昧で見付けるには難しそうです…。」
梅宮「うーん、参ったなぁ…。」
桜「似てるやつに喧嘩吹っ掛けりゃいいだろ」
蘇芳「ダメだよ桜くん、それじゃあ一般人の人ビックリするだろ?」
桜「うぐっ、ならどうすんだよ!!」
梅宮「ちょっと様子見よう、ソイツが悪い人間じゃないなら問題ない、もし悪い人間なら俺らで何とかしよう。」
梅宮さんから解散解散!と言われ帰路に着いた…。
楡井(遅くなっちゃった…早く帰らないとッ!)
チンピラA「おいそこの金髪」
楡井「ひゃい!」
チンピラB「俺たち金ねぇのよ、貸してくんね?」
楡井「いや、む、無理です!!」
チンピラA「はぁ?生意気、殴られろッ!」
楡井「(ッ!殴られるッ)」
ドカンッ!
?『…邪魔』
目を開けると真っ黒な人がいて
チンピラB「な、何してくれてんだ!お前もそいつの仲間か!!」
?『…邪魔だから邪魔って言った、五月蝿いし、近所迷惑。』
チンピラB「(イラッ)関係ねぇ奴は引っ込んでろ!!」
楡井「あ!危ないッ!!」
一瞬だった、黒い人が一瞬で伏せてしまった……。
お礼を言うとしたら姿が無かった……もしやこれが噂の人?