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それから、美味しい手料理に、お酒飲んで、たくさん話して。でも、岩本さんとはほとんど話すことはなく。たまにチラッと目が合うくらいで。
あっという間に時間はすぎ、もう日付変わる頃。
絵里はいつの間にか先に帰ってた。
深澤「○○さん、帰り大丈夫ー?」
○○「ん……あー、ちゃ、ちゃきゅシーで帰りますぅ。」
あー、やばい。ほんと飲みすぎた。目黒さんもだけど、国王めちゃくちゃ強いし。なんか負けたくなくて、つい、飲んじゃって……
深澤「ん、それでタクシーは危なそ。」
照「あ、○○さん、帰り良かったら送るよ?」
○○「え?」
照「引越してなければ、帰る方向おなじだから。」
○○「あ、で、でも………」
さすがに、飲みすぎて、もしかして車の中で吐いたりとか、なんかしたら悪いし………
あー、なんでこんなにまで飲んだんだろ。ほんと私、馬鹿だ……
そんなことを考えてた………
照「○○さん、ほら、いくよ?」
○○「えっ?ちょ……」
深澤「俺もついでに送ってよー!康二、ごめん、お金置いとくね!」
康二「あ、毎度ありー!!ほんま、○○ちゃん大丈夫か??(笑)」
国王「だいぶ飲んだしねー。○○ちゃん、中々お酒強いね?あはは笑」
翔太「涼太と張り合えるくらいだもんな。てかやっと酔ってきた?(笑)」
○○「康二くん、ごぉちしょーさまでひた。国王ー、めめー!またのもー??」
国王「ん、またのもね!あはは〜」
目黒「ほんと、大丈夫なの?」
○○「ん、らいじょぶ!!あ、翔太くん、こんど、ほんとおひえてよ?スキンケア………っ、と。」
翔太「あー、も!分かったからさっさと帰れ!(笑)」
みんなに挨拶しながら歩いてたら、段差のところで足を踏み外した。
○○「あっ………」
体が浮いて、転ぶと思ったら、浮いたまま、少し揺れてる…
あれ?
と思ったら
照「ったく、危ない。」
○○「えっ………///」
岩本さんにお姫様抱っこされてた。
顔が近い……
絶対赤いのバレちゃ……あ、酔ってるから元々赤いか。
てか
ん?あれ?わたし、今……
お、お姫様抱っこされ……て……
っ、やば……こ、怖い…
○○「下ろして…お願いだからっ………!」
照「だめ。危ないから、しっかり掴まってな。ふっか、ごめん、後ろのポケットに鍵あるからとって?」
深澤「はーいはーい!」
いやいや、しかも何気に高い……む、むり。
○○「下ろして……泣。怖い……」
照「え?」
深澤「ん?」
○○「………落とさな………っ」
照「落とさないから、大丈夫。もうすぐ車だから、それまで、我慢して?怖いならしっかり掴んでな?大丈夫。」
そう言って、しっかり抱きしめられた。
っても怖くて。岩本さんの、胸にしがみついた。
車につくと、深澤くんが助手席を開けてくれて。そのまま助手席に降ろされた。助手席のシートも少し倒してくれて。横になれるかんじ。
照「ふっか先におろすから、少し寝てていいけど、あ、バス停から家はどう行けばいい?」
深澤「おれ、照んちでいいよー?早く送ったけだほうがいいでしょ?」
照「あ、じゃ、そうするか。近くなったら言うから」
○○「す、すみません………泣。」
そういうと、車はゆっくりと進み出し、 しばらくして、車が止まった。
照「ちょっとコンビニ寄るけど、なんかいる?」
深澤「あ、いつものー!○○さんは?」
○○「だ、大丈夫…です……」
あー、ちょっとクラクラする。車の揺れが酔いを悪化させたみたい。
岩本さんは店の中へ。
深澤「ほんと、大丈夫?わら」
○○「飲みすぎた……最悪。」
深澤「楽しかった?」
○○「うん。めちゃくちゃ楽しかった。けど……最悪だよ、こんな…」
深澤「照は気にしてないから、安心しな?」
○○「そんなのわかんないじゃん……泣」
深澤「あ、ちなみに、照から○○さんのこと、聞かれたから、料理上手だし、頑張り屋さんて伝えといたよ?あと、優しくて、思いやりがある人って。ちゃんとお礼も言える人だよって。」
○○「そんなできた人間じゃないから……てか、深澤くんの交友関係すごいね…」
深澤「まぁね!わら」
少しして、岩本さんが戻ってきた。
すると、
照「ちょっと、おでこいい?」
○○「え?」
何かと思って振り向くと、おでこに冷たいものが貼られた。
○○「つ!!冷た………っ!え?」
照「少しは酔い覚めるかなって(笑)」
○○「あ、ありがとう…ございます。」
お礼を言うと、にっこり笑って、また車を走らせる岩本さん。
運転姿を見てたら、なんだか、ふと、好きだなぁって思っちゃって。恥ずかしくて、反対向いて……
気づいたらいつの間にか寝たみたい。