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htmngu side -
いつもの日常──人間界に戻った私は、
いつも通り仕事という名の、rkさんのに頼まれた雑用をしていた。
それも、研究室にあるたいっりょうの資料整理。
狩人としてのrkさんは完璧そうに見えるが、一方その他の面はそうでもない。
物凄く整理整頓が苦手らしい。
そのため、何故か毎度私に、資料の整理を頼まれてしまう。
ここ数十分くらいずっと資料に目を向けたり、手を動かして疲れたので、
休憩を挟んでいると…ガラリと部屋のドアが空いた。
rk「おっ、htmnさんだいぶ進んでるじゃないですか。
毎度毎度ありがとうございます。」
誰かと思い振り返ると、そこには例の頼んだrkさんだった。
rkさんって、正直毎回頼まれて呆れている部分はあるけど、こうして律儀にお礼を言ってくれてるんですよねぇ。
そのせいもあり、断るに断るわけがない。
でも今日の私は別だった。
今の私はあくまで、人間のふりした人外。
本来ならばrkさんの前でこうしていることが許されない存在。
その重大感というなの重みで、緊張感が走る。
「いえいえ、もうこの雑用にも慣れましたし、笑」
そう苦笑いして、作業を再開する。
言葉通りこの仕事に慣れている、とはいえ前とは違うことがあるだけでぼーっと放心気味になってしまう。
はぁ、こんなに大変だとは思わなかった。
「もう少しですね、頑張ってください。俺はこの後用があるのでこれで失礼します。」
rkさんも用があるらしく研究室から出てしまう。
でも、後もう数十枚くらいでこの作業も終わる。
よーしラストスパート頑張りますかぁ
それから整理を続けること数分、資料整理が無事に終わった。
きちんと揃えて、種類ごとに分けて。
そうして、直す場所にしまってから、私は研究室を出た。
次はもう特に仕事はないですかね。
そう思いながら廊下を歩いていると、反対側から誰かが来た。
「おっ、mzrさんじゃないですか。」
反対から来たのは、灰色ロングヘアが特徴のmzrさんだ。
彼女も幹部役職の一人で、役職:医療係の方だ。
優しい口当たりがみんなへ安心感を与える大事な医療係。
でも今の私──人外になった私には関係のないこと。
mzr「htmnさん。例の資料整理、終わったんですね!お疲れ様です。」
「いえいえ。mzrさんは、医療室に用事ですか?」
この研究室には、研究に使う部屋こと先程居た部屋、ともう一つ部屋があって、
主に医療係が使う医療室がある。
医療に使う薬や、治療の方法が載った資料、などその他医療に関するものなどが置いてある部屋。
実質、医療係の仕事部屋でもある。
mzrさん、両手に医療系の資料を担いでいるからそうかなと思ったんですけど…。
mzr「そうです、そうです。今からこの資料まとめに行こうと思っていて。」
mzrさんが資料を示すように、上気味に持ち上げる。
その瞬間──
mzr「っ…うわぁ!?」
持ち上げた資料がバランスを崩し、バサッと下に待っていく。
あちゃ───mzrmnまたやっちゃった。
彼女は大人っぽく真面目な反面、結構ドジな部分が多い。
「拾うの手伝いますね…ンマッ」
mzr「ほんとすみません……!」
こんなことも毎度のことで慣れているんだけどね、笑
でもやっぱり何かが違う。
外見的に見ても違いはないと思うけど、心の中では何処と無く不安感が漂っている。
人外になったことについてだろう。
バレれば私の一生が終わりなことは分かっているけど、
だからってmmさんと結んだ契りを破るわけには行かないし、
私は世界を変えるそう、決意したばっかなんだから。
この世に神様という偉大な存在がいるのなら。
もう早く人外と人間が共存できるようにしてくれませんか?
………一生のお願いですから。
mzr「htmnさん…?手が止まってますけど…」
その声と前から除くmzrさんの顔に我に返る。
考え事で手が止まっちゃってた。
「すんません。少し考え事を…」
mzr「htmnさんが考え事ですか…以外ですね。何か困り事でも?
困ったら相談乗りますよ!私で良ければ。」
mzrさんはそう暖かく微笑んでくれる。
あぁ、なんて優しいんだろうか。
でもそれはあくまで“人間同士だから”なんだろう。
こんな汚れた日常が見えてしまうなんて考えもできない。
私の日常を返してほしいですよ。