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あま
213
#SDGsヒューマンズ
あてんしょん
BL(腐要素)有
旧国有(旧国=現国)
この物語は戦争に関する内容が入ります。話によってグロい要素も多々あります。戦争賛美、政治的意図はないのでキャラクターとして見てください。
無理だと思ったらすぐに戻ってください!!
「んん…」
朝…。
「まだ誰も起きていないのか…」
外はまだ少し暗い。時計を見ると短い針は四を指していた。
「散歩しよう。」
ふと、そう思った。二度寝しようにも寝れる気がしないし丁度いい。
ガチャ
二人が起きないように慎重に戸を開ける。
こんなに朝早くに散歩なんて久しぶりだ。
外は涼しい風が吹いていた。昼間とは違い、シャツでもあまり暑くはない。寧ろ寒いくらいだ。
「あ、」
少し歩くと小さな公園に着いた。
「ここは…」
昔、空と海と遊んだところ。俺たちが小さい頃によく来た公園だ。ここに咲いていた花を俺が二人にあげたんだ。
確か名前は_
チュンッ
雀の声がした。
さっきまでは暗かった空が少しずつ明るくなっていく。家に戻ろう。もしかしたら二人とも起きているかもしれない。
「あ、帰ってきたんね」
「すまん、起こしたか?」
「ううん、さっき目が覚めちゃったんね」
イタ王はふるふると横に首を振った。自分が起こしたわけじゃなくて少しほっとする。
「それにしてもイタ王が早起きなんて珍しいな。」
「ioもそういう日くらいあるんね!」
「イタ王が早起きなんてまだ夢の中なのかと思った。」
「失礼なんね!ioも早起きくらいできるんね!!」
「そういえば先輩は?」
「ナチはまだ寝てるんね!」
横を見ると先輩は寝息を立てて寝ていた。これがあの独裁政治を行っていた国と同一だとは…
「ナチって寝顔だけはかわいいんね」
カシャッ
イタ王が先輩の寝顔を撮った。
「あとで怒られるぞ…」
そろそろ先輩のことも起こさないとだが……
「この寝顔は一生見てられるけど、そろそろナチのこと起こさないとなんね」
「あ、ちょっ…イタ王…!」
寝ている先輩を起こすのは危険…
「ナチー!起きるんね!」
イタ王が先輩のことを揺さぶる。
チャキッ
「ひゅっ…」
すると、案の定先輩がイタ王に銃を向けた。
「イタ王…忘れたか?昔、先輩を起こそうとして発砲されたことを…」
あの時は本当に死ぬかと思った。
「忘れてたんね…」
先輩はまだ銃を下ろしてくれない。寝起きで俺たちが誰か分かっていないようだ。
「先輩!日帝とイタ王です!だから俺の家で発砲だけは勘弁してください。」
「………すまん。」
ハッとしたように我に返った先輩は一言、謝罪をした。
「気づいてくれてよかったです。」
「怖かったんね」
イタ王は少し棒読み混じりの声で言った。嘘つけ。最悪発砲された時は自分も銃を抜こうとしていたくせに。
「本当にすまん。」
「まあ、もとに戻ってよかったです。本当は寝かせてたかったんですけど…今日は会議があるのでそうにもいかず…」
「そういえば今日は会議の日だったんね」
「まあ大した議題じゃないが。」
「確か十時くらいからだった気がします。」
「まだ全然時間あるんね」
「じゃあ俺たちは一旦家に帰るか。」
「え〜、めんどくさいんね!」
「日帝に迷惑かけるわけにもいかないだろ。」
「じゃあ、ナチだけ…」
ガンッ
鈍い音とともにイタ王が「いたいんね!!」と叫ぶ。
「ということでまた会議でな。」
「はい。」
「うぅ…ばいばいなんね…」
先輩…ドイツがイタリアのことをずるずると引きずりながら帰っていく。
「あ、あはは…」
痛そう…
「はあ…」
俺も準備するか。
会議室
「失礼します。」
「日本さん!」
「国連さん、今日も大変そうですね…」
「うぅ…はい。」
今日も大変そう、というのは会議室にいるこの国たちのことである。
「あ!日本!さっきぶりなんねー!」
「イタリアさん、さっきぶりですね!」
「イタリア…うるさい。」
「日本さん、お久しぶりですね。」
隣の席のイギリスが話しかけた。その手には紅茶があった。相変わらず紅茶が好きだな…
「お久しぶりですね。」
「あ、日本来てたヨロシ。じゃあ、あと来てないのはアメカスだけアルね…」
「中国さんもお久しぶりです!」
「ああ、好久不見」
「まあ、アメリカが来てないのなんていつも通りじゃん。」
「あのバカ息子が迷惑を…」
「僕、兄さんと一緒に家出たはずなんだけど…」
「も、もう会議始まって……」
国連がそう言いかけると…
バーーンッッ!
「セーフ!!」
「!?」
ビクッ
「兄さん!?」
「何がセーフですか。遅刻です。」
「細かいとこはいいじゃねーか!早く会議始めようぜ。」
「チッ…」
「ピッツァ食べたいんねー」
「今じゃないだろ。」
「誰かどうにかして…」
今日もいつも通りの自由さだった。
そして昼休憩を挟み、また会議が始まった。
今度は全員まあ、真面目に会議をしていた。
「じゃあ、今回はここまでにしておきましょうか。」
会議が終わると先ほどまでの緊迫した雰囲気から解放され少し、気が楽になった。
「ドイチュー!後でピッツァ食べに行くんね!」
「もうピz……ピッツァはいいだろう。昨日も食べたし。」
「じゃあパスタァは?」
「駄目だ。それに、まだ仕事が残っているからな。」
「まだあるんねぇ…」
イタリアががっくりと肩を落とした。
「私も手伝うので今日こそは早く帰りましょう!」
と、言っても俺も自分の仕事が少し残っているのだが…まあ、すぐ終わるだろう。
「Japanはいつも頑張ってるな〜」
「わっ、アメリカさんっ」
米帝…アメリカが俺の頭に肘を置いた。少し近いのではないだろうか…
「俺様が仕事手伝ってやるよ!」
「あ、あのアメリカさんが仕事をっっ!?」
こいつが仕事をするなんて、何があったんだ!?
「そんなに驚く??」
「おや、今日は残業ですか?折角夕飯を作ろうと思っていたのに…」
「な゛っっ…お、俺は仕事するから夕飯は作らなくて大丈夫だ!!」
「そうですか…じゃあ、残念ですがカナダと二人で食べますか。」
「ぼ、僕も帰り遅くなるから夕飯はいいかなっ!」
「あら、カナダもですか?じゃあ、フラカスにでも食べてもらいますか。」
「え゛っ」
可哀想…
「我はもう帰るアル。」
ガチャッ
家に帰るともう一時だった。
「はあ…」
仕事をしてたら結局こんな時間になってしまった。飯…食べないと…
「んん…やっと寝…れる…」
俺はベッドにダイブした。
んふふ…今日はあめりかと話せた…
明日はどうだろう…
俺は疲れてそのまま寝てしまった。
コメント
1件
わあ、第2話読了です!朝の散歩から始まる日常の空気感がすごく好きです。イタリアがドイツを起こそうとして銃を向けられちゃうシーン、ヒヤッとしたけど「忘れてたんね…」で思わず笑いました。会議室の賑やかさも『いつも通り』の自由さが伝わってきてほっこり。最後に日本が「あめりかと話せた」と嬉しそうなのが可愛くて、この関係性の行方も気になりますね。次も楽しみです!