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「フロッグで戻れば確かに間に合うだろうけど!。わたしがいるでしょ?わたしが!。…確かにミアンちゃんほど若くないけど…黒魔女のわたしとまぐわえば確実よ?。しかも血まで捧げられるレア魔女なんだからぁ♡」
「…血を捧げるって…物騒な話になってませんか?。…それにサクラさんは魔法の師匠だし。…俺のアップデートの為に傷つけるなんてイヤですよ。ましてや俺には三人の婚約者達がいます…ちゃんと説明すれば分かって…」
空の色が朱から濃紺になり、やがて闇と共に訪れたのであろう星々が目立ち始めた。その先からは細く窶れた月が…まるで様子を伺うかのように、ちょんと顔を出していた。そんな下弦の月が覗いている平原で、俺は膝の上にサクラさんを乗せている。そして彼女は、俺の頬を両手で包み、甘い声で諭してきた。未熟な俺の精神域を開放するには生贄が必要なのだと…
「それは婚約者な彼女たちにとって『良いこと』じゃないわねぇ。これから生涯の伴侶になる乙女たちを…お仕事のためにわざわざ傷付けるの?。『婚前のマグワイはシないんじゃなかったの?。自分の為だと随分都合が良いのね?』とか言われて彼女達を怒らせちゃうのってどうかしらぁ?」
「……そこを突かれると…ぐうの音も出ませんけど。でもサクラさんを犠牲にするのもどうかと思うんです。…貴女と出会わなければ俺の魔法なんて手品みたいな物だったし。…尊敬している人となんて…畏れ多いですよ…」
「わたしを師と仰ぐのなら…少しは言うことを聞きましょうね?。わたしを尊敬するのなら…わたしの覚悟くらいは汲み取りなさい。さぁローブの中に手を入れて…私の肌に触れなさいレオ・ヤツカド。…師が命じます。」
俺の眼を真剣な顔で見るサクラさんの赤黒い瞳が、一瞬ぐらりと揺らいだ気がした。一気に高鳴る俺の鼓動。唐突に経験のない興奮と欲情が体を包み込んだ。これは…この感覚は非常にヤバい!。理性は保てているのに、俺の右腕は彼女を抱き寄せ、左手はシルクなローブのサイドスリットに滑り込んでいる。抵抗をしているつもりが裏腹に、俺の手は素肌を撫でた…
「これは!ローブの下には…何も着ていないんですか?サクラさん。(うわああ〜!?てっ!手に吸い付くような柔肌だあ!?。しかももっちりしてるのにスベスベで!?。…じゃなくて!なんで勝手に手が動く!?ダメだって思っていても!なんでこんなに欲しがってるんだよ俺はっ!?。でも俺は…サクラさんと初めて会った日に目を奪われた。それは今でも…)」
「ん♡。あ♡。…コホン。さ、触り心地は…悪くないはずよぉ?。…天災もすぐソコにいるし、しっかり楽しんでくれたらいいわ♡。ん…はぁ♡。(驚いたわぁ♡。まさか『魅惑スペル』が効くなんてぇ♪。うふふっ♪凄く疲れてたのねぇ?。まぁ…それを見越して来たのだけれど♡。でも物凄い反応♡。レオちゃんって♪私のことが大好きなのかも。うふふっ♡)」
「た、楽しむって。…はい。あ、痛かったら言ってくださいね?。(…程よい大きさなオッパイだなぁ。プルンと柔らかくて…手のひらに馴染んでくれる。!?。めちゃくちゃお腹が薄いぞ?。しかもお尻へのラインも素敵過ぎる。…ララ…ミミ…ミアン…ごめんなさい。…俺…たぶん卒業します…)」
恍惚としたサクラさんの顔が正面から近づいてきた。俺の胡座の上に収まったままで、シルクの黒いローブをひと息に脱ぎ上げる。ふるんと弾む美乳と、露わになったメリハリの利いた曲線美に、俺の心と肉体は経験のないほどに昂ぶってしまった。下半身などは既に極大に達しているらしい…
浮かぶ狐火に照らされる憧れの人の裸体は、あまりに美しく神々しい。クセの強い長い髪を後ろに掻き上げた後、サクラさんは俺のズボンのベルトに手をかける。瞳だけで見つめては…少しはにかむ彼女がとても素敵だ。
「うふふふ…レオちゃん?もう覚悟はできたわよね?。お姉さんに任せておけば安全に結ばれるわ♪。とは言ってもあたしも初めてなのよねぇ♡。あ、確かこうゆうのを『筆下ろし』って言うんですってぇ♪。うふふ♡」
「はぁはぁはぁ。…お任せします。でも無理だけはしないで下さいね?。(ヤバい。サクラさんが凄く可愛く見える。…しかも勃起しすぎて痛いくらいだし。そうか…俺はこんなにも、サクラさんが欲しいかったんだ…)」
こうなってから思えば俺は心の奥底で、この謎多き美女を強く求めていたのかも知れない。漆黒なローブだけを常に纏う深紅色な髪を持つ美女。地味な服装をしていてもどこか華やかで。その所作にも気品がうかがえた。
そしてオリエンタルな顔つきながらも、日本人女性が見せる様なふわりと柔らかい微笑みに、初顔合わせでひどく魅了されたのを今も覚えている。高鳴る胸に驚きながらもあの日の俺は…美しき黒魔女に魅了されていた。
「言ったでしょう?お姉さんに任せておきなさいって♡。レオちゃん♡もっと触ってぇ?。おっぱい好きなんだから遠慮しないのぉ♪。んあん♡。キスしてくれると嬉しいかなぁ?おっぱいに♡。リクエストは乳首よ♡」
「…はい。…チュッ。…ぺろぺろ……チュッ。はぁはぁ。…こうですか?」
「あん♡。んんん…♡。うふん…素直な良い子ねぇ♡。あ…そこ♡。うふん♡あっ♡うん♡。…あはぁん♡ビリビリしちゃう♪。レオちゃん?とっても上手よぉ。んふふふっ♡。エッチなチュウ…しちゃうんだからぁ♪」
「む…ちゅ…チュッ。ちゅぷ…れる。れる…れろ。はぁはぁ…サクラさん…俺…いま…凄く興奮してます。…それに。…こんな幸福感…初めてです…」
身を任せたままな俺は、彼女の細い括れをなぞりながら硬くなった乳首に口づけた。首に回されたサクラさんの白い両腕。むちゅっと重ねられる情熱的で甘い唇と舌先。意識が遠退くようなその甘美に、俺は溺れそうになっていた。思考が止まり、彼女への想いと肌の感覚だけが昂ぶってゆく。
「うん♪。…はぁ…ふぅ…すっごく興奮してるわぁ〜あたしも♡。こんなに燃え上がるの大戦以来かも♪。…それじゃあ…乗りまぁす♡。あ、レオちゃんはジッとしていてね?。…キミが変に動くとぉ、違う方に入れちゃうかもだから♡。…あ、冗談だからねぇ?。…でも、動いちゃダメよぉ?」
「はい。動きません…宜しくお願いします。(…サクラさんに好きだと言ったなら…引かれてしまうだろうか?。…今になって解ったのは…三人の婚約者達に向けている思いと、サクラさんへの想いには…確かな違いがある事だ。…ララミミ姉妹は護りたくなった。そしてミアンは良き相棒として手放したくない。だけどサクラさんの事は、ずっと側にいて欲しい女性として見ている。…そう、俺はこの人が欲しいのだ。それこそ…身も心も…)」
やがてその美麗なる大魔法使いは、俺の腰を躊躇いもなく跨ぐ。熱を帯びた愛蜜の伝うぷるぷるな軟肉を、最大に膨張し反り立った肉棒に重ねた。俺の亀頭に即座に伝わった狂おしく淫らな快感。俺は堪らず腰を引いてしまった。しかしその事で…二人の凸凹の位置がピタリと定まってしまう。
「んあっ!。…んくっ♡。はぁはぁはぁ…レオちゃん?。んんっ♡ホントに初めてなのぉ?。…あん♡。んん♡。ど真ん中に…来ちゃったわぁ♡」
「…はい。…はぁはぁ。…ぐ、偶然ですよ。あっ!?サクラさん?。(うああっ!?先が!。…くっ!?なんて快感だよ!?。せ!狭すぎるっ!)」
サクラの濡れそぼった熱い肉の門が、愛蜜を伝わせた俺の亀頭を強烈に包み込んだ。むにゅりっと締め付けて絡みつく蜜肉。そして俺のソレは…震えながら腰を下ろす彼女の窮屈な膣を、昂りながら強く押し広げ始める。
強烈に絡みつくようなサクラの膣壁。たっぷりと愛蜜で潤っていても、互いの凸凹のサイズがギリギリらしい。例えるのなら、熱々おでんの竹輪の穴に、皮を向いた胡瓜を強引に捻り込んでいる様なものだろう。薄い腹を撓らせる紅髪の美女は、息も絶え絶えに仰け反りながら、俺の股間の中心にお尻を収めてゆく。俺は彼女の腰を支えて…猛烈な快感に耐えていた。
「んあんっ♡。ああっ♡。はぁはぁ…強烈ねぇ♡レオちゃんのオチ◯チン♪。スゴく太硬くて…んんっ♡。…んっ!はぁはぁ…反りが凄くて…あ♡」
「くっ。…サクラさん?凄く狭いんですけど…大丈夫ですか?。俺は気持ち良すぎて…腰が引けてます。…うくっ…あっ!。締め付けがっ…凄い…」
「うっん♡。物理的にはぁ〜大丈夫な筈よぉ?。んわん♡。すっごく硬いのぉ♡。ってゆうか…アタシの生殖器が退化してるのねぇ。んはぁ♡やっと奥に来たぁ♡。え?まだ余裕があるのぉ?凄いわぁん♡。あ♡はぁ…」
下弦の月が平原を眺め始めた頃、俺達はようやくひとつになった。フロッグの側に幾つかの狐火を灯して、広げた俺のコートの上で甘く抱き合っている。胡座をかいた俺の勃起を、向かい合って跨いだサクラが体の最深部に受け入れている。そのまま深く繋がった体勢で、何度も口づけてはゆっくりと揺れていた。時おり乳房を揉み…腰を引き寄せると悦んでくれる。
「くっはぁ…(キュッキュッって…中がスゴく締め付けてくる。にゅりにゅりって海練ながら…柔らかいヌルヌルが俺のを…奥へ奥へと誘っているみたいだ。…でもコレ以上は入らないみたいだな。凄く…圧してるし…)」
「はぁはぁ…レオちゃん?。んんんっ♡。はぁはぁはぁ…気持ちいい?。アタシは満喫しちゃってるわぁ♡。んんっ♡。…ずっとこうしていたいくらいよぉ♡。…でもぉ…飽きたら動いていいからねぇ?。んあっ♡ん♡」
感触では彼女の最深部を突き上げているのだが、憧れの人は苦しむどころか嬉しそうにしている。ビクビクと尻や腰を震わせては吐息を荒くしていた。おもむろに俺を抱きしめると、少し苦悶する表情で全身を震わせる。
サクラさんがそうなると、またも彼女の膣は強烈に締め付けてくるのだ。もともとオーバーサイズな異物を受け止めているのだから緩む余裕など一寸もないのだろう。俺の股間に伝う、熱く溢れ出た愛蜜。…悶える美女の体内の熱が直接つたわる快感は何物にも代え難い。蕩けてしまいそうだ…
「いいえ。俺もこのままで充分です。サクラさんこそ無理しないで下さいね?。もう血は結べたはずだし…精神的にも、すごく満たされた気がします。…でも、俺ももう少しこのままでいたいです。…サクラさんの奥に包まている安心感が…とても心地よくて…気持ちよくて。サクラさんの呼吸と鼓動が直接つたわってきます。…とても…幸せな気分なんです…オレ…」
「んふ♡。喜んでくれて嬉しいわぁ♪。でもアタシは欲張りだからぁ、レオちゃんを貪ってる♡。ほら、こうすると、んあん♡お臍にまで来ちゃうのお♡。…はあっああん♡。あ♡。そんな♡ビクンってしちゃダメェ♡。ん♡ん♡ん♡んあん♡。…はぁはぁ♡…頭の中…真っ白に…なっちゃう♡」
「…サクラさん…(う。…か…可愛い。…セックスって、普段は見ることの無い…こんな表情が見られるんだ。…もっと良くしたら…もっと可愛い顔が見られるのかなぁ?。…う?。…でも動いたら…俺の方が終わっちゃいそうだし。…くっ。…またギュウってきた。…サクラさん。大好きです…)」
こうなると俺の為とかどうでも良くなってくる。受け止めてくれるサクラさんを、もっと喜ばせたいと思ってしまった。それは俺の快感にも、快楽にも、幸福感にだって絶対に繋がる。俺は彼女の細い腰を抱き寄せ、口づけながら腰を揺らす。深く浅く、大きくゆっくりと。彼女の情を貪った。
「んっ♡。あっ!あああっ♡。れっ!レオちゃん?。深いのっ!あっ♡あっ♡あっ♡あああっ♡。やんっ!また真っ白にぃい♡。んはぁああっ♡ 」
「サクラさんっ!。貴女が好きですっ!好きですっ!大好きですっ!!。これからも!俺の側に!。くっ…くっ。…お!俺の側にいてくださいっ!」
「ひああっ!?。あっ♡ああっ♡らめぇー♡。そんにゃに動いたら飛んぢゃうからあ♡。あっあああっ♡ああっ!レオちゃあんっ♡ひぃああっ♡。あっあっあっあっ♡。ああっ♡。ちょっと待っ!。んあっあっああん♡ 」
俺はサクラさんのぷりんと丸いお尻を、両手でぐっと鷲掴んで、腰だけを大きく上下した。最大になっている勃起を突く度に、そして引く度に、彼女の膣は強烈に締め付けてくれる。深く挿入され、無理に広げられた桃色な肉の割れ目からも、トロリとした愛蜜がピュッピュッと吹き出して、俺
に惚れた女とまぐわう事の悦びを教えてくれる。快感よりも大切な事も…
脳内58歳な俺の、初めての愛の告白。セックスしながら打ち明けるなんて卑怯極まりないことは重々承知している。そう、この性交は俺の精神域のアップデートの為に、魔術の大先輩であるサクラさんが身を挺してくれているに過ぎない。それはネオ・クイーンの街に大損害を与える巨大スライムを駆除するために必要なのだと彼女は教えてくれた。だが…しかし…
今も俺の腰をまたぎ、喘ぎ狂う黒魔女サクラ。その素性や過去は知らずとも、俺にとっては何者にも代え難い、生涯忘れることの無い存在になっている。もしも赦されるのならば、俺は今この人生を彼女と生きてみたい。しかしそればかりはサクラさんが決める事。今の俺には求める事さえ烏滸がましい。だが手放したくない想いは膨らむばかりで…酷く愛おしい。