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第1話
部活の練習が終わり、体育館の端で少し休憩する。
💛「はぁ……」
俺はバスケ部に所属している。
別に得意なわけじゃないけど、どうしても、入りたい理由があった。
深澤先輩だ。
一つ上の先輩で、
いっつもみんなに囲まれてる人。
何でもできて(勉強を除く)、優しくて。
笑ってるだけで、周りの空気が柔らかくなる。
男女問わずあれだけモテる理由なんて、見ればわかる。
💜「照、おつかれー」
💛「……あ、お疲れ様です」
声をかけられて、思わず背筋が伸びた。
💜「照もすごい練習頑張ってるよな」
くすっと笑う深澤先輩。
その一言で、胸の奥がぎゅっとなる。
——練習するのは、別にバスケのためじゃない。
💛「……まだ、足りないです」
💜「えー?どこ目指してんの笑」
そうやって、軽く流されるのもわかってる。
だって俺は、ただの後輩で。
この人にとっては、たくさんいる“可愛い後輩の一人”でしかない。
💛「……先輩」
💜「ん?」
言おうとして、やめた。
好きです、なんて。
こんな簡単な言葉なのに、喉に引っかかって出てこない。
代わりに出たのは―――
💛「今日、残りますか?」
💜「んー、ちょっとだけ。どうしたの?」
💛「……俺も残ります」
💜「え、なにそれ付き合ってくれんの?優しいじゃん」
そうやって、また笑う。
その笑顔が、ずるい。
夕焼けの体育館。
人もいなくなって、音はボールが床に弾む音だけ。
💜「照、ほんとにずっといるね」
💛「先輩がいるから」
ぽつりと漏れた本音に、空気が少し止まる。
やばい、と思ったときにはもう遅くて。
💜「……なにそれ」
先輩は、少し驚いたようにこっちを見る。
💜「俺がいるから残ったってこと、?」
💛「……まあ」
逃げたくなかった。
この距離で、嘘はつきたくない。
💜「⋯⋯⋯⋯」
数秒の沈黙。
💜「それってさ、つまり⋯⋯」
今しかない。
そう思った。
💛「……先輩が、好きです」
静かな体育館に、自分の声がやけに大きく響いた。
先輩は俯いて黙り込んでしまった。
やっぱり、やばかったかな。
そう思った瞬間、
💜「……マジかぁ」
困ったように笑う声。
胸が、ぎゅっと締めつけられる。
💜「俺、自分で言うのも何だけどモテるからさ。こういうの、慣れてるっちゃ慣れてるけど」
💛「……はい」
💜「でも、照から言われるのは、なんか違うな」
顔を上げると、さっきと違う表情の先輩がいた。
少しだけ、真剣で。
少しだけ、優しい顔。
💜「なんていうか、誰よりもまっすぐだなって。」
💛「え……」
💜「断りづらいじゃん?」
冗談っぽく言いながら、でも目は笑ってない。
💛「……ダメ、ですか」
言ってしまった後で、震えた。
こういうときだけ、俺は弱腰になってしまう。
でも、先輩は小さく息を吐いて、
💜「ダメっていうかさ」
ぽん、と肩に手を置かれる。
💜「告白されてこんなに心が動いたの、初めてだから」
💛「……え?」
💜「ちょっと困惑してるだけ」
そう言って笑う。
でもその顔は、いつもの軽い先輩じゃない気がして。
💜「俺も自分で言っててよくわかんねえや」
心臓が、うるさい。
💛「……つまり、?」
💜「今はなんとも言えない。はいとも、いいえとも、言えない。けど」
くすっと笑って、
💜「これから俺がどうなるか次第だね」
目尻を下げて笑う先輩を見て、
俺は決心した。
💛「……わかりました」
💛「先輩を、落としてみせます」
先輩は、目を丸くした。
💜「⋯それはどうかな」
💛「絶対落とします」
先輩は、どこか嬉しそうだった。
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新連載!
「モテる深澤先輩を落としたい」
なんか適当に書いてるのでクオリティ低いけど許して😖
5話くらいで終わるかなって感じです😙