テラーノベル
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💛side
翌日。
廊下で先輩とすれ違う。
💜「おはよー」
いつも通りの軽い声で声をかけてくる。
💛「おはようございます」
先輩の目を見て言う。
一瞬だけ、視線が絡む。
💜「⋯⋯」
先輩は少し気まずそうに、すぐ目を逸らした。
少しは意識してくれてるのかな。
ちょっと嬉しくなった。
部活。
💜「はい次、パス回しねー」
いつも通り指示を出す先輩。
でも、なんとなく視線がこっちに来る回数が多い気がする。
💜「照、パス」
飛んできたボールを受け取る。
💜「照、もう一回!」
💛「はい」
声がかかる。
名前、呼ばれる回数増えてない?
気のせいかもしれない。
でも、
💜「ナイス」
軽いハイタッチ。
それだけで、
意識してしまう。
💛「⋯⋯」
『先輩を、落としてみせます』なんて言っちゃったから、
余計に意識しちゃってる感じではある。
💜side
休憩時間。
💛「先輩、水」
💜「え、ありがと」
自然にスポドリを渡される。
こういうの、前からしてくれてたっけ。
なんだか、妙にドキッとする。
💛「今日も残りますよね」
💜「⋯⋯え?」
💛「昨日の続き、やりたいんで」
まっすぐな目。
💜「⋯⋯やる気すご」
💛「先輩がいるから」
さらっとそう言う。
💜「⋯っ」
いちいち意識してしまう自分になんだかモヤモヤした。
放課後の体育館。
💜「ほんとに来たね」
💛「来ますよ」
💜「俺いなくても来なよ笑」
💛「それじゃ意味ないです」
💜「……なんで」
💛「先輩いないと楽しくないし、、、」
そう言って拗ね顔になる。
可愛い⋯⋯⋯
っていやいや!!何考えてんの、俺。
💜「照さ」
💛「はい」
💜「それ、誰にでも言ってんの?」
💛「言ってません」
「先輩だけです」
真面目な顔できっぱりと言い張る。
💜「……っはぁ……」
思わず顔を覆う。
💛「先輩?」
💜「そんな直接的に言われると⋯なんていうか、こう⋯」
💛「照れてる?笑」
💜「いやっ、べっ別に、照れてるわけじゃ⋯」
💛「いひ、先輩、可愛い」
ニヤッと笑っている。
💜「っ~~~///」
なんで俺、後輩相手にこんな照れてんだ⋯
この俺が落とされる訳ないんだっ⋯⋯
💛「先輩?」
💜「なに、」
💛「顔真っ赤。」
💜「暑いだけだよ、別に照れてるとかじゃねえから」
💛「そっかぁ、、、でもさ、」
突然顔が近づいてくる。
💜「っ、」
💛「俺のこと、好きになりかけてるでしょ」
耳元で囁かれる。
俺は慌てて照から離れた。
💜「そんなことねえよっ、おっ俺だってモテるんだからな?」
💛「嘘つき。」
照は目をそらさない。
これ以上はもう限界だと悟った。
💜「もういい、俺帰るっ」
💛「えぇー、じゃあ俺も帰ります」
💜「勝手にしろ!」
💛「待ってくださいよー」
💜「⋯ついてくんな」
💛「勝手にしろって言ったの誰ですかー?」
💜「……はぁ、わぁったよ⋯」
照は嬉しそうについてくる。
大型犬みたいだな、なんか尻尾振ってるようにも見えるし⋯
って違う違う⋯⋯⋯
帰り道。
歩いていても、
💛「絶対落とすんで」
なんてことをずっと言っている。
💜「……もう落ちかけてんだよ⋯」
ぼそっと零す。
💛「え?なんか言った?」
💜「なんでもない」
そう言って背を向ける。
自分でも何言ってんだろうって思う。
気づけば、照の一言一言に
ちゃんと心が動いている。
💛「先輩」
💜「ん?」
💛「明日も残りますか」
💜「……残る」
💛「じゃあ俺も」
💜「……だろうな」
夕日に照らされて、二人で歩く。
照のこと、結構好きになりかけてる。
でもそれは、まだ言わない。
コメント
2件
はいはいはいはい、… 神作じゃないっすか!?! 続き楽しみにしてます🫶