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〜前書き〜
こんにちは、雪夜です。今回もプロセカで書いていきます。類彰で、テーマはまた季節に合わせて海で物語を作っていきますのでよろしくお願いします。 今回は過激な表現はないので安心してください。
それでは、本編どうぞ。
〜本編〜
開始早々申し訳ないけど、俺は今、めちゃくちゃ不機嫌だ。暑いから外に出たくねぇって言ったのに無理矢理外に連れ出されたから。
「、、、ったく、何がせっかくの夏だし海に行こう、だ、、、ふざけんなよ、、、!」
「まぁまぁ、いいじゃないか。東雲くんとの海デート、一週間くらい前から考えていたからね」
「それなら事前に知らせとけよ!」
「ごめんね♪」
「ふざけんな!」
海は別に好きでも嫌いでもないって感じだけど、無理矢理連れてこられたら嫌いだ。だけどしばらく遊んでいれば楽しくなるだろうと思い、仕方なく付き合ってやることにした。辺りを見回すと子連れの家族や恋人、一人で来た人や友達などの多くの人がいて、普段より暑苦しく思う。
「東雲くん、さっそく海に入ろうか♪」
「はぁ?別にいいですけど、泳いだりはしねぇからな」
「分かってるよ。さ、早く行こう♪」
めちゃくちゃご機嫌だな、、、なんか悪くねぇなって思えてきた、、、神代センパイが楽しそうにしてると俺まで楽しくなってくるのがほんとに不思議だ。ま、せっかく来たんだ、楽しまなきゃいけねぇよな、、、って
「あいつ、、、一人でどこ行ったんだよ!!」
「くそっ、ここにもいねぇ!」
あれから数分、辺りを探したが神代センパイはどこにも見当たらない。人が多いとは言えど、バカみたいに身長が高いし髪色だって目立つはずだ、、、!
「、、、なんで俺が必死になるんだよ、、、あいつの事だし、待ってりゃ戻ってくるか、、、」
別に寂しくもねぇし、、、
「、、、遅せぇ、、、」
またまた数分、どれだけ待っても戻って来ないからさすがに不安を抱き始める。一人で勝手に迷子にでもなってるのか、それとも事件に巻き込まれたのか、、、?
「、、、しかたねぇ、もっかい探しに____」
「東雲くん!良かった、いた!」
「え、、、神代センパイ!?」
ようやく戻って来たのか、、、心配してたのがバカみたいだ、、、何事もなさそうで良かったと安心できたものの、それよりイライラが募ってしまう。
「ごめんね、置いていったりして、、、」
「ふざけんな、、、!もっと早く戻ってこいよ、、、心配しただろうが、、、!」
「ごめんって、、、東雲くんがいなくて、すぐ戻ろうって思ったんだけど、、、」
「、、、あっ!さっきの人いたぁ!」
「は?」
四人組の女子が神代センパイを見て駆けつけてきた。何があって女子に追っかけられることになったんだ?
「はぁ、、、諦めてって、言ったよね?」
「嫌です!ねぇねぇ、せめて連絡先だけでも!」
「なんだよお前ら、俺のセンパイになんか用か?」
とっさにこんな言葉が出てきた。目の前にいた女子グループは怯んだのか口を開けたまま固まってしまった。
、、、が、神代センパイは、、、
「東雲く〜ん、、、!!!」
「げっ、、、」
マジで嬉しい時の目をしている。やべぇ、めんどくさいことになっちまった、、、
「”俺の”って言ったよねぇ今?!もう一回言って欲しいなぁ!ねぇねぇ!♪」
「うぜぇ!離れろ!しつけぇ!」
「、、、な、、、なんか邪魔みたいだね、、、」
「うん、、、諦めようか、、、」
俺と神代センパイが揉めてる間に女子グループは静かに帰って行き、何事も無かったかのように海デートは続くのであった。
〜次回へ続く〜