人外のzmさんと魔法使いの皆。シリーズ化しようと思ったけど連載増やす訳にはいかないし…で没になったやつ。
カオスの方にかなり走ってる。
zm→大人になるも子供になるも自由自在。
os side
マンちゃァァァァァん!!!!
起きた瞬間に聞こえて来るのは怖い物が大の苦手な白い相棒の声。怖い物を見た時並みの声量の彼の声を聞いて「またゴーストが出たのか」と思いベッドから立ち上がる。廊下を早足で歩き、声の発生源の玄関へ行くとドラゴンが居た。
os)………は??
ドラゴンはまだ幼く、両手で抱えれる程の大きさだった。ペリドットをそのままはめ込んだ様な美しい瞳に、黒く光を薄く反射する肌触りの良い鱗。頭の横に生えている二つの角と頭のデコの方に生えている二つの角。そして鱗の間から生えている二対の翼。これは完ッ全にドラゴンだ。ドラゴン以外ありえない。
os)えっとぉ…?
首を傾げつつもしゃがみ、ドラゴンと視線を合わせる。話しかけるとドラゴンがビックリしたのか黄緑色の炎を吐き出す。咄嗟に結界を張ったから俺達は無事だったが…
ht)うっっっわ玄関丸焦げじゃん…
あらビックリ、玄関が真っ黒になった。え?この子まだ幼体のドラゴンだよね??強くね??
os)待て待て待て俺達に敵意ないから!!落ち着いてくれへん!?
両手を上に上げ、敵意が無い様に示すと目の前のドラゴンは安心した様に倒れ…てはない横になった。まぁこっち側から見ると倒れた様に見えるが。
ht)えッえッ??
自身の背後で相棒…もといhtは驚き慌てている。自分は口を閉ざした後、大きく息を吸い、主人の名前を呼んだ、
os)グルッペェェェェェン!!!!
ドタドタと忙しい足音が聞こえたかと思うとドドドドドと階段から転げ落ちる音が聞こえて来る。バリトンボイスの悲鳴を上げながらしながら現れたのは我らが主人、gr。来たかと思えば思いっ切り頭をぶつけて気絶した。ほんまに何しに来たんコイツ。驚きと呆れで一周回って冷静になり、真顔になる。するとドラゴンがgrに近付いて行き、何度か様子を見た後背中の上に乗りピョンピョンジャンプし始める。grは呻き声を上げ起き上がるとドラゴンを見てゆっくりこちらを見た。
gr)…誰だコイツは
os)俺が知りてぇよ
いつもの口調を忘れ、思った事そのままを返す。ちなみにhtはドラゴンを一旦抱えたもののどうすればいいか分からずフリーズしている。俺達に比べてgrはかなり冷静だ。流石俺達より数百年生きてるだけあるな。ジジイだし。自身の耳に思った声が聞こえた。どうやら口から思った事が出ていた様だ。
gr)誰がジジイじゃ!まだ魔法使い側だと人間での27歳なんだよ!!
ht)でもあと人間側の三年で三十路じゃん
gr)やめろ言うんじゃねぇ
そう、俺達は魔法使いだ。それも数千年と生きるタイプの。今までで1番生きた魔法使いの年齢は数万を超える。ちなみに俺達の寿命の目標は世界記録達成だ。ぜってぇ長生きしてやるって感じの奴が多いからな此処。死にたがってたutも此処に来てから色々変わったし。
os)それで…この子どうするん?
ドラゴンを指差し、2人を見る。するとgrが口を開く。あ、この顔絶対何かやべぇ事考えてるやつや。
gr)うちで面倒を見るゾ!
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