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ガリガリと石を削る音が坑内に響く。
「オレは諦めんぞ!」
「え〜ダイヤっすかぁ」
後ろで削れた石を拾いながら、アジは呆れているが…どうしても1発当てたい。
結局今日もダイヤは掘り当てられず…体力が限界になってしまった。
「くっそおぉ」
「ホーント、根っからの博打打ちっすね。音鳴さんって」
隣で替わりに運転するアジがケラケラ笑っている。
「前の街では真面目やったんやで」
「ふふっ、警察官でしたっけ…反動?」
反動…なのか?
若い連中を面倒みて、ワーカーホリックな同僚のメンケアもしてたな。
そういえば…
「ククッ」
「何笑ってんすか」
「真面目やったけど、ここには泳いできてん」
「ハァ!?馬鹿?」
「なぁ、馬鹿よなぁ〜オレが提案したし」
「それに乗っかるウチのボスたち、頭おかしいってぇ」
若干引きつったアジの顔が面白い。
「だから、明日もダイヤ狙うぞ!」
「根っからの馬鹿だ〜」