コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「ショウタ、ご飯食べてる時は…スマホを触るな」
「え〜何で?ちょっと、阿部ちゃんとLINEしてるだけなんだし…」
「そう言う事は、終わってからしなさい…。大体、最近…阿部と仲良過ぎないか?」
2人で出掛けてからというもの
阿部との距離が近くなった様な気がする…
【翔太】ではなく【ショウタ】が相手で、何だか凄く複雑だが
身体は、あくまで翔太のモノ…
当然…阿部は、翔太が相手だと思っている訳で…
勿論、翔太の恋人の座は渡せない
宮舘は、どうしたものかと悩んでしまい…大きく一度…ため息を吐いた
2人で出掛けたあの日の夜も、ショウタは何も無いと言うが…それもどうだか分からない
事実確認したい所だが…阿部にバラして良いのだろうか?
翔太にバレたら怒られそうで…宮舘は、1人で悩んでしまう
今度会えたら聞いてみよう…最近ショウタが良く出るせいで…
慣れてしまった自分が居るが…翔太に会うと心が躍る
やっぱり翔太が好きなんだと、今更ながらに思ってしまい
やはり阿部に確認せねばと、1人勝手に決めてしまった
「何か涼太、父親みたい…。それと、1人百面相…怖いからやめて」
「っ…!///うるさい!黙って食べろ。誰が父親だ…失礼な」
ショウタに一部始終を見られていた事に気付き、一瞬焦る…
最近宮舘は、ショウタの扱い方に慣れて来て…
怒鳴る事も少なくなった
「LINE終わったから、もう帰る…」
そう言ったショウタが目を閉じると、身体が揺れて…頭が前へ
「翔太!」
味噌汁にダイブしそうになって、受け止めると
「もう朝?」
寝ぼけ眼の翔太が顔を上げた
「おはよう翔太…朝ごはん食べる?」
ショウタの食べ残しでは嫌だろうと、食器を下げて片付けようとすると
「このままで良い」
と、止められた
「でも、食べ残しだし…」
「ショウタが食べでも身体は同じ」
「まぁ、確かにそうだけど…」
「ほら、涼太も途中でしょ?ちゃんと座って、最後まで食べる」
「はいはい、分かった…。分かりました」
翔太相手で、あまり強く出れない俺は…
大人しく、それに従い食卓に着く
「よろしい。それじゃ…いただきま〜す」
「いただきます」
本日二度目の【いただきます】の後
他愛もない事を話しながら
2人は、ゆったりと朝食をいただいた