1話で❤️1000も…!ありがとうございます!
モチベが上がって書くのが楽しくなってきました!
では、本編へどうぞ!
太宰「….今から何処に行くんだい?」
フョードル「僕の家です」
太宰「はぁ!?」
フョードル「何故そんなに驚いているんです?そんなに驚く必要ないでしょう?」
太宰「…やっぱり遠慮しておくよ」
フョードル「何故です?」
太宰「いや、敵組織の家に上がり込むなんて普通に考えておかしいでしょう…?」
フョードル「別に何もしませんよ」
太宰「…..」
そんな事を話している間にフョードルの家に着いてしまった。
太宰『本当に良いのだろうか』
フョードル「入って良いですよ?」
太宰「……お邪魔します」
太宰『嫌な予感しかしないけど』
渋々、家へ入る。
フョードル「ご飯は食べましたか?」
太宰「…食べてない」
フョードル「何か食べます?」
太宰「いや、お腹空いてないから良いよ」
フョードル「だからそんなに痩せ細ってしまうのですよ?」
太宰「君に言われたくないよ」
フョードル「……(痛い所を突かれた)」
太宰「まぁ、何か軽いものはないかい?」
フョードル「ヨーグルトとかならあります」
太宰「それを頂いても良いかい?」
フョードル「どうぞ」
太宰「….眠い」
フョードル「もう寝ますか?」
太宰「うん」
フョードル「では、お休みなさい」
太宰「….お休み」
太宰『初めてだな。【お休み】って誰かに伝えたの。…こんな気持ちなんだ』
フョードル「太宰くん、おはよう御座います」
太宰「おはよう」
フョードル「朝ご飯はどうします?」
太宰「良いや」
フョードル「分かりました」
フョードル「それで、これからどうするのですか?家もお金もないのでしょう?」
太宰「….どうしようかな」
フョードル「…..」
太宰「…..」
フョードル「…帰りたいとは思うのですか?」
太宰「…思うに決まっているだろう?」
フョードル「…よかったらこのまま僕と一緒に暮らしませんか?」
太宰「えっ…?」
フョードル「帰る家も帰る場所も無いのでしょう?だったら此処に居た方が安全かと」
太宰「…」
太宰『確かに帰る場所も家も無い。…私を待ってくれる人も居ない。』
フョードル「如何です?」
太宰「…..」
太宰『このまま…』
みんなに嫌われて避けられて傷付けられて太宰の心はボロボロだった。そんな時に、フョードルが太宰へ優しく接した。…太宰はフョードルの事が【信用できる人】となっていた。
太宰「…たい」
フョードル「?」
太宰「このまま一緒に居たい」
フョードル「…分かりました、これからよろしくお願いしますね」
姐「中也」
中也「何ですか?姐さん」
姐「太宰はいいのかえ?」
中也「…彼奴の事なんて知りません」
姐「…このまま一生会えなくなってもいいのかえ?」
中也「….それは、」
姐「太宰は今、苦しんでる。探偵社に傷つけられ心はボロボロじゃ。…何も言わなくていいのかえ?」
中也「…..良くないです。俺は彼奴に伝えなくちゃいけない事があります」
姐「…お前の仕事はやっておく。太宰を探しておやり」
中也「…ありがとうございます!」
タタタタタッ
姐「…戻って来るといいな。ボス」
森「そうだねぇ。…戻って来るといいね」
太宰は優しくされる度にフョードルへ心を許していった。…それは強烈で恐ろしい程に【依存】していた。
フョードル「太宰くん」
太宰「なんだい?」
フョードル「僕達の仲間になりませんか?」
太宰「フョードルの仲間に…?」
フョードル「えぇ。探偵社も辞めた事ですし僕と一緒に仕事をする気はありませんか?」
太宰「…..誰がいるのだい?」
フョードル「行ってみます?」
太宰「言ってみる」
コツコツコツ
◯◯「やぁ!ドス君!久しぶりだね!」
フョードル「久しぶりですね【ゴーゴリ】」
ゴーゴリ「久しぶりに会えて嬉しいよ!….その子誰だい?初めて見る顔だね!」
太宰「….太宰治です」
ゴーゴリ「太宰くんか!よろしくね!」
太宰「よ、よろしく」
フョードル「ゴーゴリ、太宰くんが困ってます。少し静かにして下さい」
ゴーゴリ「それはごめんね!」
◯◯「騒がしいぞ。静かにしろ」
フョードル「これは、久しぶりですね。【シグマ】さん」
シグマ「あぁ、久しいな。って誰だ…?」
太宰「太宰治です」
シグマ「…フョードル。何故此処に居るんだ?」
フョードル「太宰くんを仲間にしようと思いましてね」
シグマ「…はぁ?」
ゴーゴリ「でも、太宰くんって探偵社だよね?どうして仲間に?」
太宰「……」
フョードル「…クビになったんですよ」
シグマ「クビに?」
フョードル「真実でもない事を押し付けられて犯人扱いされたんですよ」
シグマ「…それは災難だったな」
ゴーゴリ「酷いね!」
太宰『あれっ?優しい』
フョードル「でしょう?」
シグマ「だから仲間になる、と?」
フョードル「えぇ、今から交渉しに行くところです。」
シグマ「…大丈夫か?」
フョードル「大丈夫ですよ」
ゴーゴリ「居なくなってしまうかもしれないから急いだ方がいいよ!」
フョードル「そうですね。では、また」
太宰「…..またね」
太宰「…大丈夫なのか?」
フョードル「心配する事はありません」
太宰「…..」
コンコン
フョードル「失礼します」
◯◯「なんだ」
フョードル「お話がありまして」
◯◯「言ってみろ」
フョードル「太宰くんを仲間にしたくて交渉しに来ました。」
◯◯「太宰…?探偵社のか?」
フョードル「はい」
◯◯「….」
太宰「…お願いします。仲間にして下さい」
◯◯「!…良いだろう。しかし、裏切れば重い罰が下る。それだけは忘れるな。」
太宰「裏切るなんてことしませんよ。」
◯◯「…人を◯す覚悟はあるか?」
太宰「…覚悟も何も私は昔、人を◯す側でしたから問題ありません」
◯◯「…そうか。なら良い、行け」
フョードル「失礼しました」
ガチャン
フョードル「…昔、貴方人を◯していたのですね。」
太宰「うん。…私が探偵社に入った理由は【友人】の言葉がきっかけだった。それだけさ」
フョードル「そうですか」
ゴーゴリ「どうだった!?」
フョードル「無事に仲間になる事ができました」
ゴーゴリ「本当かい!?よかったね!太宰くん!これからよろしくね!」
太宰「よろしく」
シグマ「…よろしくな」
太宰「よろしく」
フョードル「もう時間も時間ですし暗くなる前に帰りましょうか」
太宰「うん」
ゴーゴリ「じゃあね!ドス君!太宰くん!」
シグマ「またな」
フョードル「またいつか」
太宰「またね」
シグマ『やはり、フョードルは超人だ。あの太宰ですら操った。』
ゴーゴリ「ねぇ?」
シグマ「なんだ?」
ゴーゴリ「ドス君の計画って知ってる?」
シグマ「計画?なんの事だ」
ゴーゴリ「さっきドス君、【真実でもない事を押し付けられた】って」
シグマ「あぁ、言ってた」
ゴーゴリ「あれも計画の内なのだよ」
シグマ「えっ…?」
ゴーゴリ「ドス君は【この状況】を予測して実現した。最初からこうなるように計画していたのだよ!」
シグマ「…….」
シグマ『信じられない。そんな事ほぼ不可能に近い。だってこれは言動を予測しないと出来ない計画だ。探偵社の言動、ポートマフィアの言動、太宰の心境と言動、全てを予測しなければ出来ないことだ。』
ゴーゴリ「ドス君は、太宰くんを僕達の仲間にする為に今回の事件を起こした。探偵社に太宰くんへの不信感を持たせる為にあの日に路地裏で事件を起こした。そして、太宰くんの心を壊す為に計画した。」
ゴーゴリ「…凄いよね、ドス君って!」
シグマ「…そうだな」
シグマ「….恐ろしいな」
フョードル「仲間になれて僕は嬉しいです」
太宰「私もだよ」
フョードル「探偵社の事なんて忘れてこれからは幸せになりましょう」
太宰「…うん!そうだね」
もう太宰の心は壊れていた。フョードルが恩人だと思い込んでいた。これもフョードルの策略。…太宰は全ての事を諦めて忘れようとした。
太宰「フョードル」
フョードル「なんですか?」
太宰「ありがとう。あの日、私を拾ってくれて。フョードルが居なかったら今頃どうなっていたか。…本当にありがとう」
フョードル「良いのですよ。僕も貴方と一緒にいられて嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね。太宰くん」
太宰「うん、よろしくね。フョードル」
どうでしたでしょうか!
個人的にはこのストーリー気に入っているんですよね!(下手くそだけど)
次回は❤️700で投稿します!
コメントくれると嬉しいです!
では、また次回!
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フョードルが黒幕なのかな?
貴方様が下手なら僕はどうなるんだ...