前回の続き。
︎︎☁︎︎*.┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈︎︎☁︎︎*.
Krside
阿片だ、阿片のせいだ。
なんでこうも此奴は不幸な目に会う、
今も背中で苦しんでいる彼を見ると心が痛い、もう少し、もう少しの辛抱だから、耐えてくれ。
指先は冷たいし、呼吸も弱い、相当阿片を飲まされたのだろう、なのに無闇矢鱈と動いたせいでもっと体に阿片が回ったのだろう。
酒のお陰で心拍数は上がって、血流が良くなってただでさえ阿片が回りやすかったのに。
俺は走って戻り、布団に彼を寝かせた、まだみんなは戻ってきていないようだ、それはそうだろう、シャークんは寝ている、シャークんの横に下ろせば、点滴、輸血、と直ぐに用意し、彼に取り付けた。
あの状態で、幻覚を見ているはずなのによくあの店の店長を見分けた、そしてよく暴れなかった、そんな体力なかったのかもしれないが、よく耐えたと思う。
俺はきんときの頭を軽く撫でた。
Nk「やっぱりいなかった……ってきんとき?!」
急に医療室に入ってくれば、布団に横たわる彼を見て飛び付いてきた、
Nk「きんときは大丈夫なの?、どうしたの?、何があったの?」
こんな感じで質問攻め。
Kr「なかむ、落ち着け、一つ一つ答えていくから、」
これまでの経緯を話せば、なかむは復讐の目の色をしていた、恨み、憎悪、
Kr「大丈夫だ、きんときがしっかり殺した。」
Nk「殺せたの……?」
Kr「多分死んだ筈。」
Nk「きんときは……?きんときは大丈夫なの?、」
Kr「……結構危ない。」