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若き覇王に、甘くときめく恋を

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若き覇王に、甘くときめく恋を

62 - 第三章 ときめきの甘い恋を、あなたに EP.2「セカンドデートは、公園で」①

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2025年01月31日

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休みの前日に、彼と連絡を取り合い、「どこへ行こうか?」という話になった。


「そうですね、」と、言葉を切る。


「いろいろと考えてみたんですけど、公園デートとかはどうですか?」


こないだはお買い物デートをしたし、今度はまた違ったパターンでと、あれこれと考えた末のアイデアを話した。


「……公園?」と、あんまりに落ちてなさそうな声が返る。


「ええ、お弁当を持って、公園でのピクニックデートも、いいんじゃないかなって」


なんとなく納得をしてないような彼に、デートのプランを伝えると、


「公園とは、あの滑り台やブランコがある、子供がよく遊んでいる場所のことだろうか?」


どうやら勘違いをしているみたいで、そう問い返された。


「あっいえ、違います!」──ああだから、さっきから戸惑うような反応だったんだ……。だけど、彼のこういうちょっと世間離れしてるようなところも、なんだか可愛くてっていうか……。


「それも公園には違いないんですけど、私が話してるのは、もっと広くて芝生が敷き詰められた自然公園のことです」


自分なりの公園のイメージを彼へ告げると、


「そうなのか? 公園でデートなどしたことがないんで、よくわからなくて」


貴仁さんは戸惑うようにも話して、「……お弁当というのも、ケータリングを頼むのか?」と、加えて尋ねてきた。


「いえ、それも違います」御曹司さながらの発想に、クスリと笑みがこぼれる。


「お弁当は、私が作ります」


彼に伝えると、「君が?」と、驚いた声が戻った。


「はい、腕によりをかけて」


「彼女にお弁当を作ってもらうのは、初めてだ」


”彼女”だなんて言われて、俄然張り切る気持ちが湧いてくる。


「ふふっ、楽しみにしていてくださいね」


「ああ、待ち遠しいな」


彼の新鮮な反応が、どうにも可愛すぎて、自然と顔がほころんでしまう。


「しかし私は、こないだのデートもそうだが、何かと経験のないことばかりだな……」


どことなく落ち込んで聞こえる声に、


「いいじゃないですか、貴仁さんの初めてを一緒に経験できるのは、私もとっても嬉しいですから」


気分が上向くようにと、正直な思いを伝えた。


「そう、なのか? 何も知らなくてと、幻滅したりしていないだろうか?」


ああ……私のことを気にして、それでなんだか打ち沈んでいて……。貴仁さんて、本当になんてナイーブで、純粋な人で……。


「幻滅だなんて……。……むしろ、もっと惹かれちゃいますから」


「えっ……」


電話の向こうで、顔を赤らめているのが、手に取るようにわかる気がする。



「……私もだ。……そういう君を、もっと好きになっている」



そんなストレートに甘いセリフが返ってきて、今度は私の方が赤くなる番だった……。


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