テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

皐月side


変な空気にさせちまったなぁ…。

橘が作るオムライス…本当に母親が作ってくれた味に似てるから何度も食べたくなっちまう…。


何か未練タラタラみてーだし、前に進めてない様な自分が嫌になる…。

気分転換に今日は行ったことないとこへ散歩しに行こう…。



梅宮side

柊「皐月居ねぇな」

梅宮「そうだな…、よくこの辺りでぶらついてるんだが…。」

皐月はいつもの商店街に居なかった…。

柊「…、家に帰った…とかか?」

梅宮「家に帰ったんだとしたら俺らじゃ分かんねぇな、家知らねぇし…、こうなってみると俺たち皐月の事何も知らねぇな」

柊「まぁそうだな、皐月自身話したくないのか、踏み込まれたくないんだろうな」

梅宮「……、何か寂しいな、折角同じ町に来てくれたのに頼りにされてない様で俺は悲しいや」

柊「…、俺も同感だ、いつか頼ってくれる様な存在になりてぇな」

梅宮「そうだな!!俺お兄ちゃんだし!!」

柊「………、皐月は同い年だろ…無茶言うな」

梅宮「えー!でも俺はお兄ちゃんなの!!」

柊「もう喋るな、頭いてぇ」

柊ってば酷いなぁ……。

でも俺はこの町はみんな家族だし、みんなでみんなを支えたい、辛い事はみんなで分け合って、嬉しい事はみんなで嬉しくなりたい、だから、皐月…、いつかちゃんと話し合って心を開いてくれるよう…願ってるぞ……。



その時皐月くんは……

皐月side


うん、迷子になった……。

ここどこ?何か飲み屋街みたいなとこ来ちゃった……。

もう夕方だし既に酔っ払いもいる…、あれ?もしかしてここまこち町じゃない???

えー、ガチめな迷子じゃん……、この歳で迷子って笑えねぇ〜!

酔っ払い「おいっ!どうなってんだよ!こんな金額なんねぇだろ!!」

店主「い、いや、お客さんずっと高いお酒入れてたじゃないですか!何度も大丈夫か言いましたよっ」

酔っ払い「そんなの知らねぇよ!適当な事ばっか言ってんじゃねぇ!!」

酔っ払いは店主を殴ろうと……

皐月『はーい、そこまで、お兄さん落ち着きなって』

酔っ払い「ああっ!?オメー誰だよ!!」

皐月『んー、通りすがりの一般人??』

酔っ払い「ふざけたこと言ってんな!!」

酔っ払いは今度は俺を殴ろうとして

拳を掴み捻ってくるんと背中で固めた

酔っ払い「いっ!!いってぇ!!」

皐月『そんな酔うまで呑むんじゃないよ?周りに迷惑かけずに呑むのが大人ってもんじゃなぁい?お兄さん?』

酔っ払い「うぐっ、わ!わかった!払う!!」

酔っ払いはそのままお金を払ってまた夜の街に消えた……。

店主「あ、あの!ありがとうございます!」

皐月『あぁ、良いって、店主さん?が怪我しなくてよかったよ』

それから俺は店主さんから割引のチケットを貰って(貰わなくてもいいって伝えたけどどうしてもと断れなかった)少し進んだ時にオレンジ色のスカジャンから話をかけられた

?「ねぇきみぃ?さっきはありがとうねぇ〜」

皐月『ん?別に困ってる人を助けるのは普通じゃね?お礼言うって事はさっきの店主の息子さん??』

?「はは、違うよぉ?俺はこの縄張りでぇ、獅子頭連の副頭取の十亀って言うんだぁ。」

え、獅子頭連???

風鈴じゃなくて???

え??

皐月『え?ここ、まこち町じゃ、ないのか?』

十亀「ん〜?君まこち町から来たのぉ?」

皐月『おう、最近引っ越してきて……気分転換がてら歩いてた…そしたら迷子になって……。』

十亀「あははっ!そっかそっかぁ!迷子になっちゃったんだ…、なら俺が道案内してあげるねぇ。」

皐月『え、良いのか??』

十亀「全然良いよぉ、助けてもらったしぃ、まぁ、1つ聞きたいんだけど…君は風鈴生なのかなぁ?」

皐月『いんや、俺高校行ってないよ…ぶらぶらしたいし、人生満喫したいから』

十亀はビックリしたような顔をしてからゆっくりと笑って

十亀「そっかぁ、なら良かったよぉ」

皐月『??もし風鈴だったらダメなのか?』

十亀「いつかわかると思うよぉ、でも今回のこと、本当にありがとう」

皐月『んー、お礼言われるの変だけど…でも道案内してくれるなら助かるしお互いありがとうなんだろうな!』

それから十亀と色々話してたら

十亀「この高架下歩いてったら、風鈴だよぉ」

皐月『そうなのか!ありがとう!助かった!』

十亀(純粋なのか……、まぁ風鈴に住んでるだけあるなぁ)

皐月『十亀ありがとうな!何か思ってたことどうでも良くなった!十亀と会えて良かったよ!また会いに来るな!』

俺は十亀にそう話して家へと向かった

十亀side

飲み屋街で酔っ払いが暴れてるって報告があって取り敢えず行ってみたら知らない男が居て酔っ払いを沈めていた。

風鈴でも見た事ないし喧嘩が強ければウチにも噂は出ているはず…でもそんな噂聞いた事ないし話を聞くと引っ越してきたばっかだと……。

それに風鈴じゃない…って分かれば欲しいよねぇ、強い奴、そしたら丁子も戻ってくれるかもしれない……。

十亀(……、皐月いつかきっとウチに来て欲しいねぇ…)


皐月君は平和に生きたい!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

121

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚