皐月side
前日に色々あった(迷子になった俺が悪い)から
その日起きたのがまた昼過ぎで……
皐月(うー、まだ眠いけど…取り敢えずスマホ見なきゃな…。…え?何この通知…電話ばっかだし何このメッセージ!?俺が消えたみたいになってますやん!!?ええ!?迷子になってただけでコイツら過保護なの??え?18の野郎だぞ??は??)
取り敢えず皆心配してるらしいから高校へと足を運ぶ
梅宮は屋上に居るだろうから取り敢えず屋上に上がって扉を開けてから
皐月『あ、えーっと、皐月ですけど……、電話の件は何でしたかね??』
梅宮「皐月!!?今までどこにいたんだ!!?心配してたんだぞ!!?」
あー、五月蝿い、心配するより自分の声の音量何とかしてくだせー!!!
皐月『どこって…気分転換に散歩してたら違う?んー、高架下の向こうってのか、そっちに行ってたんだよ』
俺が話すと梅宮は少し険しい顔して
梅宮「皐月、そこで黄色いスカジャン着てるやつに会わなかったか?」
皐月『あー、会ったぞ!でも優しくしてくれたし!良い奴だった!なんせ迷子の……迷子って言いたくないけど…ちゃんとまこち町まで送ってくれたぞ?良い奴なんだな!』
俺がそう話すと梅宮と柊は黙ったままでどこか空気が重い……。
皐月『…え?俺なんかしちゃった?ご、ごめん、俺何も知らなかったから…。』
梅宮「いや、俺らの方こそごめん、風鈴と獅子頭連は俺らと対立してるんだ」
皐月『え、だから色々聞かれたのか…。』
梅宮「それで何聞かれた?」
皐月『…俺は取り敢えず風鈴じゃねぇし、引っ越してきて何も知らないし…、取り敢えず俺が思ってること話しただけだ!俺のことしか話してねぇよ、だって、そんな話あるとかわかんねぇし』
梅宮「うんうん、そうだなぁ!皐月は素直だからなあ!」
何だ?こんだけ上機嫌なのに空気が重い……。
梅宮「それで、皐月獅子頭連に行く、なんて言わねぇよな?」
あー、そういう事か、総代様は俺が寝返るかもと考えてるのか…。
信頼、されてねぇのか……。
皐月『ははっ、信頼出来ないのもわかる、確かに俺は敵地へ迷子になっただけで総代様がそう話すのも無理はねぇな…。アンタらが俺の事を知らないのも当たり前だ、俺もあんたらのこと知らないから、そう思われたら知りたいとも思わねぇよ…梅宮「違う!俺の話をッ!」何、話を聞いたらみんなどっこいどっこいって?そんな訳ねーだろ、何も知らねーくせにそうやって疑うんだ……。そうだよ、俺には生きる価値なんてなかったんだッ!生きなきゃ良かったんだ…。あの時死んでれば……、生きてちゃいけなかったんだ…ッ!!』
その瞬間頬に痛みを感じた。
そこには辛そうに、しんどそうな梅宮の顔があった。
梅宮「…生きちゃいけないって誰が決めた…?そこに命が合ったのに…、守りたいものは守るのが普通だろ…、なぁ、皐月言ってたよな、両親と事故で亡くしたって…、それで両親守ろうとしたんじゃないか?」
皐月『…なんで、そんな事聞くんだよ…』
梅宮「俺も一緒だからだよ、トラックの事故で俺だけ生き残って両親と俺の兄弟
亡くしたから……。」
梅宮と…、一緒?
梅宮「俺さ、両親といつか産まれるハズ
だった兄弟も亡くしたんだ……。」
梅宮は続けた
梅宮「俺が強ければ守れたかもって…でも、トラックなんて防げる訳ないし、両親が俺を助けてくれたんだ…、親が亡くなってから俺はすげー辛くてさら死にたくなった……。でも救ってくれたのが風鈴生だった…。それに施設の人たちも暖くて…俺の事家族だって言ってくれた…それが嬉しくて俺は兄貴になりたいって思ったんだ!」