テラーノベル
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もう春ですね。ということで、新シリーズ「君と同じ教室」です。こちらももちろんさのじんです。どうぞ
新学期
新しいクラスの紙が、廊下の掲示板に貼られる。
「うわ、人多っ」
勇斗は背伸びしながらクラス表を見る。
「えーっと…」
自分の名前を探す。
「…あ、あった。2年3組か」
軽く肩を回して教室へ向かう。
ガラッ。
教室にはもう何人か集まっていた。
「おー勇斗!」
友達が手を振る。
「同じクラスじゃん!」
「マジ?ラッキー」
勇斗は笑いながら席に座る。
ふと、前の席を見る。
一人の男子が座っていた。
黒髪で、背筋がぴんと伸びている。
机の上にはもう教科書。
「真面目そうだな」
勇斗はなんとなく思う。
その時、その男子が振り返る。
「…あ」
目が合う。
少しだけ間が空く。
勇斗が先に笑う。
「おはよ」
その男子は少し驚いた顔をしてから、小さくうなずく。
「おはよう」
声は落ち着いている。
勇斗が机に肘をつく。
「俺、勇斗。よろしく」
少し照れたように笑う。
男子は一瞬迷ってから答える。
「仁人」
短い返事。
でも嫌そうじゃない。
「よろしく」
勇斗はなんとなく思う。
「真面目だけど、感じ悪くないな」
仁人も思っていた。
「…明るい人だな」
まだただのクラスメイト。
でも。
このクラス替えが。
二人の距離を、少しずつ変えていくことになる。
ED
コメント
1件
友達と小説書くなら何書く?と偶然話になったので友達の意見を聞いたら「学校の恋愛系かな〜?」と言われたので書いてみました。 という説明を入れ忘れてたのでここに書きます笑