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第8話!
ひどく慌てた様子の滉斗くんが現れた。
「なんか、ばあちゃん、ぼーっとしてて、俺の声に気付いてなくて、いつも通りご飯食べて、ちょっとしょっぱかったんだけど、なんか本読んで寝ようと思ったらなんか急に咳しだして、トイレはちゃんとしたんだけど」
ぼーっとしてる、高齢者。発作か?
「わかったわかった、おばあちゃんちょっと苦しそうなのね?」
「うん、薬ちゃんと飲ませた、俺が間違えて昼に飲むやつじゃないの 飲ませちゃったかな、」
だいぶ焦ってるな。
顔が真っ白だ。
パニックになっちゃってる。
こういう時は、
「滉斗くん、僕の目見てごらん。一緒に呼吸しよ?」
「せぇの、すー、はー、すー、はー、」
よしよし、血の気戻ってきたね。
「おちついた?」
「 うん、ばあちゃん苦しそうで、」
「おっけーおっけー、救急車呼ぼう。一旦家まで 案内してくれる?」
『だいじょうぶですかー、聞こえますかー、お体持ち上げますよー』
『せーの、いち、に、さん』
「脳梗塞ですね。軽度なのでしっかりと治療すれば完治するでしょう。まあ、念のため1週間入院しましょうか。」
「はい、」
ふぅ、とりあえず大事に至らなくてよかった。
「死んじゃうかと思った。」
「こわかった。」
そうだよなぁ。
滉斗くんにとって唯一の家族だ。
どんなに大人びている滉斗くんでも、
いなくなったら、なんて考えたら押しつぶされてしまうのだろう。
「おなかすいた、」
どんなに辛くても腹は減る。
生き物である以上、食べなければいけない。
何か店にあったかな、あ!
カレーがある!
「一旦お店に戻ろうか。」
「あちゃー、米がない。」
そういえばあいつ、全部食ってったわ。
くそー、
米がないとカレー食えないじゃんかよ、、
他に代わりになるものは、、
「あ、きしめんでいいじゃん!」
「きしめんって何、」
「平べったいうどんみたいなやつ!おいしいよ〜。」
お湯沸かして、
ほんだしをいれて。
本当は出汁から丁寧に取りたいんだけど。
それにカレーと茹でたきしめんぶっ込んで完成。
「じゃーん!なんちゃってカレーうどん!」
「、、、。ぃただきます、」
声ちっちゃ!
しゃーなしか、言えない日があっても良いよね。
ずるずると麺を啜る音だけが部屋に響く。
「おいし?」
あら、今日はいつもみたいに大きく首を振ってはくれないのね。
やっぱ元気ないか〜。
んー、どうしたら良いかな。
うーん。
「ね、滉斗くん。」
「僕のひとりごと、聞いてくれない?」
続きます!
バイバイ👋