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母親はソワソワしていた。
「神様どうか雪菜の命を。」
「落ち着けじっとしてろ。」父親は母親をなだめた。
「お前スマホ貸せ。」ファントムの虜になってしまった雪菜はスマホを渡してしまった。
「雪菜は無事か!」
「安心しろ奪ってない身代金1億の受け渡し場所は白浜付近だ。」父親は息を飲み
「わかった。」と返事した。
電話を切り雪菜に返し耳元で
「お前は此処で待ってろ。」と甘く囁いた。
「わかりました♡」
「いい子だじゃぁな。」
ファントムはバイクに乗り込み走って行った。
「あなた気をつけて。」
「ああ雪菜に連絡がきたら出るんだぞ。」刑事は二人の抱擁を見守りつつ無線で別の刑事と連絡を取り合っていた。
「行きましょうか。」
「はい。」1億が入った鞄を座席に乗せ車を走らせた。
「もしもしママ。」
「雪菜!何処に居るの?」母親は雪菜に場所を聞いた。
「古びた倉庫だよファントムさんはパパに不正解雇されてうらんでるの。」雪菜の言葉に言葉を失った。
「それホント?雪菜。」
「うん名簿を見ればわかるよママ。」そう伝え電話を切った。
一方父親はファントムと白浜で落ち合った。
「ファントム、約束の1億だ。」
「流石社長だな。」鞄を受け取り「お前娘が高校に上がると見向きしないなんて最低だな娘とデキたんだよ娘は俺に惚れてるよ笑」
「貴様…!」ファントムは父親の腹を殴りバイクに乗り込み逃走した。
「クソッ大丈夫ですか?」
「刑事さん娘はストックホルムになったんです!」刑事は驚愕したが冷静さを装いながら
「お父様もしや犯人はあなたの知り合いでは?」
「まさか…。」父親は青ざめた。
「お帰りなさい。」
「おう利口にしてたか?」
雪菜は無言で頷いた。
「あなたさっき雪菜から連絡があって古びた倉庫にいるみたいなのでね犯人はあなたが不正解雇したことを憎んでるのよ。」
「そうかさっきファントムに会って1億を渡した雪菜とデキた雪菜は彼奴に惚れたんだよ…!」
父親は母親の胸に泣き崩れた。
「あなた…。」
「こりゃぁ不味いことになったなぁ。」刑事達は頭を抱えた。
「あっ♡ファントムさん…♡」
「はぁ…はぁ…。」二人はどんどん禁断の関係を築いていった。