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「 疲れたなぁ… 」
ただ…今日も何時ものように馬鹿にされただけだった。
男なのに何故…可愛いものが好きなのか…それをずっとネタにされ弄られ続ける。
やはりいくら言われても慣れはしないもので。
どうしても精神に大きくダメージを与えられてしまう。
「 …今日でそれも終わりか 」
もっと早く楽になれる方法に気づけてたらな、と頭の中で思考を回せば自傷気味に笑って。
「 …次は幸せになりたい 」
ぼそっと呟いた声は雨の音に紛れ込み。
少年は誰にも認められず、誰にも愛されないまま、一人静かに落ちていった。
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コメント
2件
次の話の案をくれたら嬉しいです。